【文スト】乱歩さんの殺人ストーカー２【江戸川乱歩】

これ以上は流石に無理です、乱歩さん。 ページ4

さて、探偵社員が社内を掃除している中、乱歩さんは掃除はせず、飲み終わったラムネ瓶を社員の誰かに渡す。恐らく、中のビー玉を取り出すようにお願いしたんだろう。


丁度窓の前でこっち向いてる。シャッターチャンス、シャッターチャンスです!!


少ししてから取り出してもらったビー玉を受取り、光に翳してビー玉を見ている。


ス ー パ ー シ ャ ッ タ ー チ ャ ン ス で す ! ! ! !


パイプを掴んでいた手を離し、引っ掛けた足だけで落ちないように体を支えながらブレないようにカメラをちゃんと持って『うおおぉぉっ!!』と連写する。


流石にキツくてある程度撮ったらカメラを手放し(カメラは紐付きで首から下げている)パイプに捕まる。こ、腰が……腕もそうだが腰が……


少し休憩をしてからまた探偵社を覗くと乱歩さんが虎くんと出ていくのが見えた。


あ、お出かけ…！虎くんと一緒……ってなると仕事かな？


急いで地面に降りて探偵社が見えるところまで移動する


見つけたばっかでまだ道完璧に覚えてないんだよな……やっぱここ見えるのはいいがそれ以外があまり良くない……


なんとかいつもの道につき、乱歩さんに付いていく。


……あれ、この道、ちょっと嫌な予感がするぞ？


嫌な予感がしつつも付いていくと着いた場所は列車の駅。


「(天を仰ぎ絶望)」


待て、待って？また？また出張？また行ってしまわれるのですか乱歩さん？……いや、まて、あの乱歩さんがそんな連続で出張に行くか…？いや、行かない。行かない、はず。それに虎くんも一緒だ。新人と一緒には無いはず……ならば、列車で移動する程度の距離で、出張ではない…と考えよう。


……まだちょっと体固まってて痛いけど、列車数駅分なら……行けるか……？相当キツいがこれ以上は無理………よし、そうと決まればもう少し近付いて駅のホームが見えるところに行って、それと水も買っとこう。水買うぐらいのお金はあったはず…!!


走って場所移動をしながら双眼鏡は見るために首から下げたまま、カメラだけリュックにしまい、なけなしのお金で自販機で水を買って急いで駅のホームが見える場所まで移動し双眼鏡で乱歩さんが居るかを確認する


あ、居る…！良かった、列車まだ来てなかったみたいだ。


列車のどちらの方向にもさっと行けるように開けてる場所に移動し、線路も確認しながら息を整える。双眼鏡で覗いているけど、肉眼でも少し見えるぐらいの近さだからドキドキする

思った以上にキツかったです、乱歩さん。→←お帰りなさい!!乱歩さん!!!

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