53 ◇.心配 ページ14
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「拙者がいい子でござるか…？」
『はい、とても。
こんな私のことを優しいと言ってくれた仙石君の方が優しいと私は思いますよ』
何を言ってるのかよく分からない、という顔をしている仙石君。
『えっと、まぁ…仙石君はいい子です。誉めてます。それが分かってくれたらいいです。』
「おぉ…！拙者誉めてもらえたでござる！」
さっきまで困った顔をしていたのに、表情が明るくなった。
本当に表情がコロコロ変わるな…
校門へ到着。
仙石の帰り道は、私と反対方向らしく、ここでお別れだ。
「転校生さん、今日はありがとうございました〜！また明日でござる！」
笑顔で大きく手を振る仙石君。
『さようなら〜』
私も小さく手を振り返す。
*
家に帰りつき、自分の部屋へと続く階段を登って行った時、
「A、帰ってるか〜？」
下から父の声が聞こえてくる。
出張から帰ってきたんだ。
『いますよ、どうかしましたか？』
父がいるであろうリビングへ向かいながら、答える。
「凪から連絡がきたんだ。今ここら辺にいるって。
凪には会ったか…？」
『…はい、会いました。
あの人、学校にきましたもん。』
明らかに顔が曇る父。
「何も言われなかったか？
凪の言うことは気にしなくていいんだぞ。お前は何も悪くないんだからな」
私の肩に手を置き、必死に私に言葉を紡ぐ。
『大丈夫ですよ、お父さん。
何も言われませんでしたから』
本当か？、と聞き返してくる父に
はい、と答える。
すると、父は安堵の息をもらし、近くのソファーに腰を下ろす。
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兄さんとのライブのことは言わない方がいいよね。
余計な心配はかけたくない。
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すのーどろっぷ(プロフ) - 薺(サイ)さん» ありがとうございます!!いやー、私ツンデレが大好きでして…←自分でもツンデレ過ぎかも?と思いながら書いてましたw (2018年3月16日 9時) (
レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
薺(サイ)(プロフ) - めっちゃ面白かったです！！！最後にツンデレにも、程があるやろぉぉおぉ！！！って叫んじゃいました！！w (2018年3月16日 5時) (レス) id: a0f0fdc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 猫月椿さん» ( 'ω')ふぁっ寂しいなんて思ってくださるなんて…!貴方様が神ですかっ!!ありがとうございますぅう;;;; (2017年10月21日 18時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
猫月椿(プロフ) - すのーどろっぷさん» いえいえ、まぁ終わってしまうとなると少し寂しいですね〜 (2017年10月21日 16時) (レス) id: 1947566653 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 猫月椿さん» ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞありがとうございます!!楽しんでいただけたなら良かったです…;;;; (2017年10月21日 10時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
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