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何か言いたげな顔を無視して、
いつも通りミーティングをはじめる。
『では本日のミーティングをはじめます。
出勤メンバーは…』
スマホの出勤簿を確認して、
眉を顰める。
そういえば一人足りない。
『…またジミンの野郎は遅刻ですか』
「オーナー口が悪いです」
眠そうに目を擦りながらツッコミを入れたのはユンギ。
三人目、最後の創立メンバーであり、元No.2。
役職は代表。
YG「別に、いつもの事でしょ」
JN「そうだよ。また何処かで逆ナンされてるんだって」
『だったらだったで、
一言連絡くれればいい話じゃないですか…まったく」
ジミンは現No.2であり副主任。
唯一僕が他店から引き抜いて来たキャストだ。
信頼はしているが、たまにこういう抜けているところがあるのが悩ましい所なのである。
オープン時間が迫って来たのもあり
適当に締めると、
全員いつも通り動き始めた。
テヒョンにグクを任せると、
後ろから呼び止められる。
「オーナー！」
呼び止めたのはナムジュン。
うちの現No.1。主任である。
『おはようございます。
昨日はよく寝れましたか？』
NJ「はい、お陰様で。
あの…オーナーと先月行ったイタリアンのお店
あるじゃないですか」
『あー！美味しかったですね。
あそこのカルボナーラ』
NJ「美味しかったので、
今度同伴で行ってもいいか許可取りたくて…」
『勿論ですよ。
あそこはグループが一緒なので
同伴で行くなら経費で落としましょう』
NJ「本当ですか」
『領収書もらって来てくださいね。
予約制なので、はやめに席とるのをおすすめします』
NJ「はい、ありがとうございます」
爽やかな笑顔を見せた彼に、
僕はこっそり耳打ちする。
『ちなみに誰と行くんですか？』
NJ「…ミリさんです」
『先週来てたあの美人秘書ですね…
やっぱりナムジュナ指名ですか』
NJ「えぇ、ありがたいことに」
流石の実力者。
頭の回転がはやく、
半年で上り詰めた猛者である。
『何営ですか？』
顔色を変えずに聞くと、
彼は口の端だけで笑って答えた。
・・・
NJ「彼女は、色恋です」
店の前に白のリムジンが停車するのを確認して、
本日一人目のお客様をお迎えする。
『いらっしゃいませ』
月と煙草と香水の匂いに包まれて、
今日も夜がはじまった。
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ひんやりだんご(プロフ) - (°▽°)ははっさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございます！！今後も宜しくお願いします！ (2022年10月3日 3時) (
レス) id: 5b9fe632c1 (このIDを非表示/違反報告)
(°▽°)ははっ - 完結お疲れさまでした。 最後までとても素敵な作品でした！ この作品、そしてひんやりだんごさんに出会えて良かったです‼ これからも無理せずお過ごしください！ (2022年10月1日 13時) (レス) @page50 id: 110f0c4dc2 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご(プロフ) - (°▽°)ははっさん» あぁぁ嬉しいです😭気長に更新お待ちください🙇 (2022年7月11日 12時) (レス) id: afad0f2202 (このIDを非表示/違反報告)
(°▽°)ははっ - このお話も、大好きになりました！ 主様天才ですか？ 更新応援してます‼☺ (2022年7月8日 21時) (レス) @page14 id: 110f0c4dc2 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご(プロフ) - れみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！☺️更新頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします！ (2022年6月27日 3時) (レス) @page14 id: aed4fff647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひんやりだんご | 作成日時：2022年5月28日 16時
