H.M ページ34
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いつもそうだ。
どんなに頑張っても
どんなに努力をしても
いつも満足する結果に手は届かない。
「最近はお二人の買い物デートの模様も
インスタで報告されてますよね？」
「でっ、デート！？デートだなんてそんな」
インタビューの質問に真っ赤になるAさん
「デートですね。元々僕たち服好きで
昔からよく一緒に買い物に行ってるんです」
「ま、慎くん！」
咎めるように名前を呼ばれるが
そんなこと関係ない。
「お揃いなんかもよくされてますよね？」
「趣味が結構似てて僕が欲しいものは
Aさんも欲しいものって感じかな？」
「確かに慎くんに似合うけど私も欲しい
ってよく思ってそのまま買っちゃってる」
「最近はAさんの洋服選びの
テイストもガラッと変わりましたよね？」
「そうですね、同年代の女の子たちと
変わらないような物も買うようには」
「それって恋をして変わったとか？」
「ええっ！！こ、恋ですか？」
インタビュアーの女性はグイグイ質問する。
それくらい俺もグイグイ質問して
本当のことを聞いてしまいたい。
キスされたって本当ですか、って
聞いてしまいたい。
どんなにアピールしても
いつまでもこの人の１番にはなれない。
「元々着たいって気持はあったんです
ただグループのイメージに合わないので
そこを慎くんが後押ししてくれたんです」
「じゃあ、長谷川さんがキッカケで？」
「そー、ですね。慎くんのお陰です。
慎くんが選ぶ服は似合ってる自信もあるし
必ず褒めてくれるので嬉しいです」
どこに行ってもどの服を選んでも
あなたの気持ちだけは自分のものにならない。
これ以上、何ができるんだろ…
「メンバーでは翔平とばかり遊んでますけど
買い物は慎くんばっかりです、楽しいので」
「長谷川さんはどうですか？オフのお買い物事情」
「あー僕も基本的に翔平さんと遊んでます。
買い物はAさんとしか行ってないかな」
「お二人はどうしてそんなに仲がいいんですか？」
どうして、って・・
そんなの俺がAさんを好きだからで…
本当に仲がいいのは俺じゃなくて
翔平さんだ。
「えー、難しいなぁ。理屈じゃないしなー」
Aさんは唸りながら目を閉じる。
俺は翔平さんのついでだ
たまたま翔平さんの隣にいたから…
「誰よりも落ち着くというか
安心するというか、まぁ単純に好きですね」
はははっと笑うAさん
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やなぎ(プロフ) - ずっと3まで繰り返し読んでいたのですが、4も出されていたのですね！読みたいのですがパスワード教えていただけないでしょうか… (2021年1月17日 0時) (
レス) id: 9aa5824c73 (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 4の方読ませていただきたいのですが、パスワード設定になっておりますので、解放していただくことは可能でしょうか？（ ; ; ） (2020年12月27日 20時) (レス) id: 6f69a06b14 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 梨味さんの書く作品、めっちゃ好きです！ドキドキハンパないです！特に壱馬くんと翔平君はめっちゃリアルっぽくて好きです！これからも更新楽しみにしてます！ (2020年3月14日 15時) (レス) id: 27389578a5 (このIDを非表示/違反報告)
梨味(プロフ) - ryoさん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただけて大変嬉しいです！ゆっくりにはなりますが更新頑張らせていただきます！ (2020年2月21日 17時) (レス) id: 190515c801 (このIDを非表示/違反報告)
梨味(プロフ) - こうさん» 修正をしながら少しずつ更新しておりました。お待たせしてしまい申し訳ありません (2020年2月21日 17時) (レス) id: 190515c801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梨味 | 作成日時：2019年9月28日 16時
