🎮E p i s o d e .47🎮 ページ6
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壱「何があってん、」
『うぇーい！！ゲンガー』
リビングに寝っ転がってゲンガーのぬいぐるみに訳の分からん言葉で話しかけている幼馴染。
ついさっき陣さんが置いてった
今まで見たことないくらいべろべろに酔っ払っている。
壱「水飲め」
『うい！』
ペットボトルを渡すと素直に受けとって水を飲む。リュックを背負っているから大学帰りか、陣さんと忘年会でもしてたんか。
壱「忘年会やからって飲みすぎやろ」
『ちがいますー忘年会とちゃいますー』
おもんないツッコミやな笑
忘年会やなかったらなんやねん。
壱「明日初詣行って実家帰るねんぞ」
『おうおう』
聞いとるんか、聞いてないんかどないなんや。
壱「やけ酒ですか、1年の終わりに」
『そう！それ！』
俺を指さして、ピシャリと言い放つ。
何の、やけ酒なん。
『う〜私を慰めてくれゲンガーちゃん！』
またゲンガーに抱きついて泣きそうと放つA。
何なん、何があったん。
『川村さん、』
壱「ん？」
『彼女とデート中に、ほかの女ご飯に誘ったりする？』
壱「は？せんやろ、そんなん。」
『やんなあ！』
それを聞いて、悟った。
そういう事な、あの男の話やなって。
とんでもない男やな。
壱「シャワー浴びてこい」
『おきどき』
そう言うて、流行りの音楽を鼻歌しながら陽気に脱衣所へ向かった。
服は俺の貸すからええか。
にしても、あの男厄介やなぁ。だから、ほんまのこと言うたんやろうし見守るか…。
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作者名：16葉 | 作成日時：2023年1月18日 22時
