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『どうも、』
陸「元気してた?最近会えなかったから」
『ああ、変わりないですよ。』
会話をしながらも、気になるのは陸先輩の隣に立つ女性。手、繋いでるから彼女やろうな。
こんなん、最悪やん。居たたまれず
『じゃ、私はこれで』
それだけ残して、立ち去ろうとする。
陸「待って、一緒にご飯食べよ?彼女、紹介したいし」
『はぁ、』
彼女さんの驚いた顔。当たり前やろ、私でもその顔するし。
ほんま、無自覚人たらしさんあかんわぁ。
しかも、彼女紹介したいってその場で言うたら良くない?
彼女ですって、そしたらなんもせんでも帰れるやん。
3人で何喋るねん、ほんま。
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陸「注文してくる、2人で待ってて」
頭の中は?マークだらけ。
結局言われるがまま着いてきた、スタバ。
彼女さんと二人、席に座らされ陸先輩は注文してくるとルンルンでレジに並んでいる。
『何か、すいません』
「へっ?ああ、こちらこそ」
めちゃくちゃ気まずい。
生き地獄?下手したら修羅場になるでこれ。
「私、朱里って言います。21歳です」
『Aです、21歳です』
彼女さんの方が自己紹介してくれたから、私もとりあえず名乗っておく。
朱里「Aさんは、陸くんの大学のお友達…ですか?」
『いや、ただの後輩です』
不安そうな顔、可哀想になってきてキッパリと言い放つ。
友達、そんなええ関係じゃないですよ。
『ごめんなさい、お邪魔ですよね。やっぱり帰ります』
荷物を持って、そそくさとお店を出る。
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作者名:16葉 | 作成日時:2023年1月18日 22時