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待ち合わせの日曜日。
待ち合わせ場所の大きな広場で時計を確認すれば、時間まであと10分もあった。
…ちょっと早すぎたかな。
あの後、千冬に詳しく話を聞けば、どうやら千冬にはいってみたいお店があるらしいのだが、どうも雰囲気がガーリーで、なかなか一人で入りづらかったのだとか。
千冬が意外と甘党なのを知ると同時に、一緒についてきてほしいと頼まれた。
二つ返事してオーケーした私ですが何か？千冬のお願いを断れるわけないじゃないか。
「デートっていう言い方が可愛いね」と言えば、
「デートはデートですから。フフフ」っていう意味深な笑いとともに意味深な答えが返ってきたけど―――どうしたんだろう、疲れてたのかな、千冬。
風邪気味だったらまた看病してあげなくては！と意気込む私の前に、現れた人影。…うん、千冬。
「……すいませんっ、遅れちゃって、」
「大丈夫、まだ5分前だから」
「女の子待たせるとか、男失格です…」
私より到着するのが少し遅かったぐらいでしょんぼりする千冬がかわいい。優しく頭をなでれば、ばっと顔を上げて、目をキラキラさせ始める。
「今日のAさんも綺麗で可愛いっス！惚れました！」
「あはは、千冬の可愛さに私もベタ惚れだよ。カッコいい服着てるね、千冬」
「！…そりゃ、Aさんの隣を歩く身として、それくらいは」
やだかわいい。何この子可愛い。エッヘンって胸張ってるけど、何だかほっぺたがゆるゆるじゃないか。
「はぐれたら駄目だし、手をつなごうね」
「はい！」
仲良さげに身を寄せ合って、道を歩く二人。
そんな二人を後ろの陰から除く人影が4人。武道・ヒナ・エマ・万次郎の4人である。
「……で、ヒナさん、この尾行の目的は一体…」
「松野君とAさん、ちょっと距離が近すぎるんじゃないか案件だよタケミチくん」
「ヒナなんか面白そうなことしてるし、ウチも付き合おうかなーって」
「千冬とAのことに関しては、俺もずっと物申したいことがあった」
武道以外の3人は、かなり乗り気みたいで。
「えー…、調べてどうするんだよ、ヒナー？」
「別に？どうもしないよ」
「どうもしないんかい」
前途多難な尾行となりそうな予感しかしない。武道は人知れずため息をついた。
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ミツキmitsuki(プロフ) - さいっこうに面白かったです！みんなの特徴を捉えてて、本当にすごい… (12月30日 14時) (
レス) @page44 id: 75866be232 (このIDを非表示/違反報告)
むーこ - 三ツ谷君かっこよすぎです。。。。。この作品に出会えてめちゃくちゃ幸せです。。。！ありがとうございます！！ (12月28日 1時) (レス) @page44 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 隆が男前すぎてキュンキュンが止まりません！完結おめでとうございます！ (7月8日 9時) (レス) @page44 id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
Kさん - ドラケンがいない気がするけど気のせいでございましょうか？あと最っっっっっっ高です！ (2022年9月9日 18時) (レス) @page44 id: f72f202f06 (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - この小説大好きすぎます。大好きです。消さないでください。 (2021年12月31日 9時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨降り星
| 作成日時：2021年9月25日 14時
