純血の日本人【HP】 (ページ4)

今日:5 hit、昨日:74 hit、合計:196,062 hit

episode.3 ページ4

ホグワーツに着き、フレッドとジョージに手を引かれながら大広間に入る。

「A、おはよう」
『おはよー』

「今年もお熱いね(笑)」
『まぁ、そうね(笑)』

グリフィンドールだけでなく、他の寮からも声をかけられるが誰も不思議には思わない。なぜなら去年と同じ光景だから！

私はこの双子と1年の終わりから付き合っている。
普通に考えれば2人を付き合うなんてただのビッチに見えるかもしれない。
皆があまりそう思っていないのは、2人のアピールが端からみても凄かったのと、交際申し込みが修了式直前の大広間、そして全校生徒の前だったから。

だからなのか私は隠れる必要もなければ逃げることもない。
ドンッと構えて2人と歩けばいい。

ただ、彼女ができても2人はおモテになるようで…。
私への陰口は当たり前だし、いまだに2人に告白してくる女の子は後を絶たない。

ﾌﾚｼﾞｮ「「さ、姫。どうぞ」」

『ありがとう』

椅子の汚れを手で払い席に座るまで手を引いてくれる。
いまだに慣れないけど、本当に英国紳士って感じ。

ﾌﾚ「お礼は」
ｼﾞｮ「キスで」

私を間に挟んで座った2人が頬を前に出してくる。

『これがなければなぁ…』

目を瞑り頭を抱えると、横からいい音が。
パシィィィィィィンｯｯｯ!!!!

ﾌﾚｼﾞｮ「「いっってぇぇ！！」」

ﾊﾟｰ「こんなとこでやめろ！Aも困ってるだろう！」

2人の兄であり、監督生のパーシーだ。
手に持っている羊皮紙で頭をひっぱたいたようだ。
2人はそのまま机に倒れこむ。

ﾊﾟｰ「これから新入生が入ってくるんだ。場をわきまえろ！
A、本気で叩いていいからな？」

そういうと私にその羊皮紙を渡して少し離れた所に腰かける。

ﾌﾚｼﾞｮ「「A～、なぐさめて…」」

甘えた声を出す2人の頭を撫でていると、大広間の扉が開き新入生を連れたマクゴナガル先生が入ってきた。