純血の日本人【HP】 (ページ26)

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episode.25 ページ26

ｼﾞｮ「じゃあね、A」

ﾌﾚ「休暇なんてすぐだよ」

ホグワーツの入り口まで2人が見送りにきてくれた。
お別れのハグをして馬車に乗り込む。

2人の姿が小さくなっても手を振ってくれているのがわかった。

9と3/4番線に降りると両親が待っていた。

『父様！母様！』

2人の腕の中に飛び込んだ。

母「おかえり、A」

父「さ、帰ろうか」

父様の手をしっかりと握ると視界がぐるぐると回り家の裏の路地に姿現しした。

母「……だめね…、やっぱりなれないわ……」

そう言った母様が頭を押さえると父様が肩を抱き、家へと入る。
たった3ヵ月程離れただけなのに、なんだか懐かしく感じた。

父「そういえばA、明日のパーティーには誰か誘ったのかい？」

『きてほしい人はホグワーツにお留守番なの』

母「あの2人かしら？」

父「男か！！！」

母「あら、まだあなた聞いてなかったの？」

飲もうとしていた紅茶をテーブルに戻しながら父様をなだめてから、明日のパーティーの準備に取りかかった。

『父様、明日はどんな人達がくるの？』

父「こちらの貴族の方や魔法省の人達だよ。
純血主義の人もいるけど、呼ばないわけにはいかないからね」

『そう……』

母様がマグルだからちょっと心配だけど、しょうがないよね。

____パーティーでは母様の近くにずっといよう。

そう、心にきめて眠りについた。