純血の日本人【HP】 (ページ12)

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episode.11 ページ12

ロンとハリーも私の正面に座ってご飯を食べはじめる。

ﾛﾝ「2人とも聞いてよ！」

ﾌﾚｼﾞｮ「「なんだ、ロニー坊や」」

ﾛﾝ「その呼び方やめろよ。
それより、Aがさっき僕達の授業に参加してたんだよ。
それに遅刻したのに減点されなかったんだ！」

ｼﾞｮ「それは去年からだ。
Aは魔法薬学の授業、出られるのは全部でてるもんな」

ﾌﾚ「減点されないのも不思議じゃないさ。
去年は3人揃って遅刻したのに減点されたのは俺ら2人だけで、Aは罰則もなしさ」

『それは2人の日頃の行いが悪いからでしょ？』

ﾌﾚｼﾞｮ「「いーや、違うね」」

ﾌﾚ「なんたってAはグリフィンドール内で唯一のスネイプお気に入りの生徒だ」

ｼﾞｮ「その日もあいつなんていったと思う？」

ﾌﾚｼﾞｮ「「"大方、ウィーズリーらに連れ回されたのだろう。
2人は10点減点。はやく席につきたまえ"」」

うーん、意外にも似てるのがすごいね。
ハリーもロンも笑ってるし。

___ん？なんで急に真顔？

もしかして後ろに……__。

ｾﾌﾞ「さて、減点か罰則か、どちらか選ばせてやろう」

ﾌﾚｼﾞｮ「「…………」」

『先生！どうしたんですか？昼食はいつも自室で取るって言っていたじゃないですか』

ｾﾌﾞ「…お前の忘れ物だ、2人は罰則にしてやろう。
今日の授業後、我輩の部屋にこい」

私に教科書を放り投げながら罰則を言い渡した。

ﾌﾚｼﾞｮ「「そりゃないぜ」」

今のは不可抗力だね。
眉間にシワを寄せローブを翻し(ひるがえし)、大広間からでていく後ろ姿を見ながらそう思った。