超人ちゃん【9K】 (ページ5)

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すりー。ページ5

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須貝「あれ、石井ちゃん？」

片手にパソコンもう片方にランチボックスを持ち学食で席を探していると声をかけられた。

振り返るとテーブルのど真ん中で先日知り合った須貝さんがマンガ雑誌を広げていた。

『あ、須貝さん……』

須貝「飯？せやったらここ座り？」

『でもお邪魔じゃあ…』

須貝「ん」

須貝さんが隣の椅子をひいてくれたので大人しく座ることにした。

ランチボックスを広げるとそこにはベーグルのサンドイッチとチョコバーのお菓子。
これが私のランチ。
アメリカンスタイル……というなの適当飯。

パソコンで午前中に読んでいた資料を開き、それを眺めながらサンドイッチに手を伸ばす。

須貝「アメリカンやね」

『ふが？ほーへふは？』

須貝「ふっ、飲み込んでからしゃべり？」

『ん、…………すいません』

須貝「そういや石井ちゃんは何専攻？
ちなみに俺は超伝導」

『私ですか？こっちでは心理学、特に行動分析ですかね』

須貝「"こっちでは"？」

サンドイッチを食べ終わり、私はチョコバーの包みを破った。

『向こうでも心理学はやってはいたんですけど、第2専攻で…そっちは安定を求めてって感じだったので。
一応は電磁波…とかそういう系を……』

須貝「え！まじ！」

須貝さんは雑誌を勢いよく閉じるとそれに向けていた目を私に向けて、食い気味に顔を近づけてきた。

須貝「じゃあさ、もしかして"QueezyBee(クィージービー)"って知っとる？」

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