50.長い夜�� ページ4
虫眼鏡side
Aも怖いな〜
お酒のせいとはいえ、色々暴露しちゃうなんて……
結局あれから、みんな自分のことは喋らせまいと、人のことを聞きまくってAに喋らせまくってた。
結果的に、てつやが1番ダメージが大きかったみたいで、一人で嘆いてる。
て「なんで俺のことばっかなんだよ〜〜」
虫「よかったね、てつや。Aはてつやことたくさん知ってるってことじゃん。」
て「あ！そっか！……えー、でも……え〜……？」
嫌味っぽくいえば、複雑なのかてつやは頭を抱えた。
虫「ごたごたいってないで早く風呂入っといでよ。」
て「えええ……うーん…………はぁい……」
Aが体調を崩して以来、てつやは面倒くさがりはするが、素直に風呂に入るようになった。
当の本人Aはというと、僕にもたれかかって寝てしまってる。
そんな状態を見かねて、りょうととしみつがテーブルの片付けをしはじめた。
少し離れた場所から、りょうととしみつの話し声が聞こえる。
と「Aに酒飲ませるのは禁止だ、禁止。」
り「特に強いやつはダメだね。俺達がダメージ食らうから。」
まぁたしかに、色々喋られては迷惑だけど……
でも、無邪気で素直なA、かわいいじゃん？
ちょっと出来心でまた見たい気持ちはあるよね。
『……りょう…』
びっくりした……寝言……かな？
『りょう…………すき……』
僕にしか聞き取れない小さな声で、Aが呟いた。
Aが折角素直になれたのに……寝言だけど。
隣にいるのがりょうじゃなくて僕でごめんね。
それとも君は、りょうに聞かれたくなかったかな。
り「よし、片付け終わり〜！A、起きてー！帰るよ？」
りょうくんの家が、Aの家に1番近いってのと、よくお互い行き来してるのを知ってるから、りょうがAを送るのはいつものこと。
と「全然起きんやん」
り「起きないなら運ぶしかないね。」
りょうくんもさ、鈍感すぎるよ。
早く、りょうもAのことを好きになればいいのに。
じゃないと、本当はこんなにかわいいAは、誰かにとられてしまうよ。
あとから気づいたんじゃ、遅いんだよ。
りょうがAをお姫様抱っこする。
虫「りょうくん、彼氏みたいだね。」
そう僕が言えば、としみつは少し複雑そうな顔をして、りょうは少し満更でもなさそうで、でもすぐに
り「俺には勿体無いよ。」
と、困ったように笑った。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
