61.選択 ページ15
マホトside
マ「よかったのかよ」
『なにが』
マ「引き止めに来たんじゃねーの」
『……ちがうよ。喧嘩してたの、謝りに来ただけ。』
Aは悲しそうな顔でそういう。
あーあ。りょうってほんと、鈍いのな。
こんなにいい子、滅多にいないのに。
マ「よし、いくぞ！！」
『わ！ちょっ……！』
Aの荷物を奪い、反対の手でAの手を掴んで引っ張った。
俺といる間は、絶対に悲しそうな顔なんてさせない。
全部、忘れさせてやるから。
マ「はーいとーちゃ〜く！」
『夜の東京ってなんかいいよね。』
マ「そうか？wずっと住んでるからわかんねーわ笑」
なんて他愛もない話をする。
さて、カイトが車で迎えに来てくれてるはずなんだけど……どこだ？
マ「カイト今どこ？」
カイトに電話をかける。
カ「ごめん今家でた」
マ「は？！ふざけんなよ！？マジなにしてんだよ！！！」
カ「ごめん！ほんっとうにごめん！すぐいくから！まってて！」
切れた通話。
呆然と携帯の画面を見つめる。
『カイト来てないって？』
マ「今家出たってさ……ごめん。」
『なんでまほっちゃんがあやまるのw』
マ「いや、Aだって疲れてるだろうに……早く休ませてあげたいじゃん？」
『わぁお、やっさしーー！！』
マ「わざとらしすぎなw」
『まぁでもそんなに気を使わなくてもよかったのに！』
マ「そんなわけにいくかwお客様でしょ」
『居候だよw』
マ「えー、でも俺の動画に出てくれるし、料理とかもしてくれるっしょ？」
『喜んでしますともww』
マ「やったーーー！Aの手料理〜！！あ、カイトのは作んなくていいからな？これは罰だ。」
『あららwカイトかわいそ〜』
Aが、笑ってる。
よかった。
てつやに言われて、慌てて会いに行った時は……
Aは泣きそうで、
とても辛そうで
こっちまでしんどくなってきたから、
だから、Aが笑ってるとほっとする。
マ「もうタクシーで帰らね？カイトは放置で！」
『相変わらず鬼畜だな〜ww』
マ「鬼畜、なんていいつつお前も楽しそうじゃんw」
『あ、バレちゃったw』
カ「ちょ！置いて帰らんといて！」
いいタイミングで車に乗ったカイトが現れる。
マ「カイトお前遅い！」
『おそ〜い！』
カ「ちょ！Aまで責めんといて！ごめんて！」
必死に謝るカイトを見て、また笑うA。
もっと、Aを楽しませないと。
Aが、泣かなくていいように。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
