Just do it！【ヒロアカ】 (ページ7)

今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:16,144 hit

↓ ページ7

＜後日談＞

朝早く、跳ねてしまった前髪を直しながら教室に入ると、
辺りがザワザワしているのに気がついた。

同じく朝早くに来た数人が円になってスマホを眺めている。

その中にはミリオくんも含まれていた。

邪魔しないように、少し控えめに『おはよう』と声をかけると、
全員が揃って後ろを向き、1人の女子が私の肩を掴んだ。

「誰！？この紫頭、恋人なの！！？
出来た時は報告するって約束したじゃん〜〜〜！！！！」

『ちょ、ちょっと落ち着いて…勘違いだから……』

そう早口で、私の肩を掴みながら叫ぶクラスメイトに何の話をしているのか尋ねる。

どうやら私が昨日心操くんと一緒にいたところを
ねじれちゃんに見られていたようだ。でもちょっと待ってね、盗撮だよそれ。

私が『可愛い後輩だよ』と弁解すると、
ミリオくんは「だよね！」と笑顔を見せ、環くんは胸を撫で下ろし………

ねじれちゃんは「ねぇねぇ私ね、2人ともお似合いだと思うんだ！」と爆弾を落とした。

辺りは氷河期並みに凍りつき、誰も何も発することのできない状態だ。

『(ねじれちゃんは、何で私のところに来なかったの？)』

「(甲矢ちゃんが頑張ってくれたらしい)」

「話しててなんか楽しそうだったよね！後輩くんの耳赤かったもん！」

違う！！！恋愛的なものじゃない！！！

多分ねじれちゃんが見たのは、私が心操くんをからかいまくっていたときだろう。
＜友達が欲しいなんて可愛いじゃん＞という感じで。

ついでに心操くんはだいぶ怒ってた。

私がその事を説明して、一応みんなの耳に入ったようだがねじれちゃんはさらに爆弾を投げる。

「Aちゃん知ってる？私がこの事話したらね、通形と天喰くんが……」

『は、甲矢ちゃーん！！！！！ねじれを止めて！！！！！』

私の叫び声は一年教室にも聞こえていたらしく、
その後相澤先生に怒られてしまった。

ねじれちゃんが楽しそうだからいっか！

--------
本当はこの前にミリオくんとの戦闘シーンがあったのですが、
バグで戦闘しているとこだけ抜けてしまいまして……

治り次第付け加えたいと思います。