Rainbow Rose ～虹色の愛～ (ページ49)

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あれから先輩交えた自己紹介も終わって
作戦会議とかしてたら、もう結構時間経ってて

先輩「じゃあ～このメンバー表先生に出したら終わりだから
もう帰っていいよ！」

って言うけど
なんだか何から何まで先輩にやらせて悪いなと思って
しかも先輩たち、一応受験生だし
この後予備校とかあるんだろうな。

受験の大変さは風磨を見てたから分かる。

『私！出しときます！お疲れ様でした！』

けど早く帰りたいから
紫耀にバイバイって別れを告げて
小走りで教員室に出しに行った。

よし、私も帰ろう。

ローファーに履き替えて、
綺麗なオレンジ色に染まった空を見ながら下駄箱を出ると

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紫耀「あ、A。紙、ありがとう。」

ほら、またその私の大好きな
フワッとした笑顔がそこにあって

『えっ、なんで紫耀いるの？』

紫耀「ん？一緒に帰ろうかなーって思って。
ここで待っててん。」

…………………紫耀が………私を……。
待っててくれたんだ……。

けど私は

『え～先帰っててよかったのに！』

なんて素直じゃないこと言ってしまった。

紫耀「まぁ、ええやん！たまには2人で帰るのもさ！」

そう言って歩き出す紫耀の二、三歩後ろをついて行く。

夕焼けのオレンジ色の陽の光が紫耀に当たって
制服の上からでも分かる体格のいい背中が

いつも以上にたくましく、キラキラして見えた。

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紫耀「なぁ、俺、超ーーお腹空いてるんやけど
ちょっとファミレス寄ってもええ？」

いきなり振り返った紫耀の顔が綺麗すぎて
思わず見とれてしまう。

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もっと、一緒にいたい。

珍しく、素直にそう思ってしまったから

2人でファミレスへ向かった。

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