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平「何や…誰もいないんか」

帽子を被った色黒の青年

服部平次は毛利探偵事務所の階段をそうボヤきながら降りてくる

東都に来る用事があり工藤新一であるコナンを訪ねてきたが事務所には誰もいなかった




平「(まぁ…そのうち帰ってくるやろ)」

そう思い外の植木に腰掛ける







「お兄さん
誰か待ってるのかい?」
平「!」

すると声をかけられた

鈴の鳴るような声音で



平「おぉ この二階に住んでるコナンっちゅう…」

それに反応し顔を上げ

平次は言葉を止めた




「コナン君?
お兄さんコナン君のお友達?」

さらりと流れる青い髪に透き通るような桃色の瞳

首を傾げてくるAを見て平次は目を見開いた






コ「あれ?
Aさんと…服部?」

その時サッカーボールを片手にコナンが帰ってきた

どうやら子供達とサッカーをして遊んでいたようだ



「あ コナン君!
おかえりなさい!」
コ「ただいま
…つうか服部何でいんだ?
しかも何アホ面晒してんだ?」

あんぐりと口を開けてAをガン見している平次にコナンは呆れたような目を向けている

平次はハッとした表情をすると



コ「うお!?」
「!」

凄いスピードでコナンを小脇に抱えAから距離を取るとAに背を向けコナンに口を開いた



平「おおおおい工藤…!!
なっ…何やあの姉ちゃん…!!
初めて見たであんな色…!!
染めとんのか!?カラコンか!?」
コ「…生まれつきだって言ってたけど…」
平「綺麗過ぎるやろ心臓止まるかと思うたわ…!!
日本人か!?外人か!?
ちゅうかホンマに人間なんか!?」
コ「…いや外人かどうかは知らねぇけど…
つうか人間じゃなかったら何なんだよ…」
平「天使ちゃうん!?
もしくは妖精とかそういう類の…!」
コ「…うん
気持ちはわかるけどとりあえず落ちつけ
(…まぁAさんと初対面だとこういう反応なるか…)」

興奮している平次に半目になりながら笑った後コナンは二人の様子を見ていたAに目を移す



コ「Aさん
こいつは服部平次
Aさんと同じ高校二年生だよ」
「!」

そしてそう紹介するコナン

Aはパッと表情を輝かし平次に近寄る



「平次君だね!
私は雷葉A!
よろしくね!」
平「お…おおう…!
Aちゃん言うんか…!
こ…こここちらこそよろしゅう…!」

にこにこしてそう言うAに平次はどもりながら顔を真っ赤にさせている



コ「…」

その様子をしらーっとした目で見るコナン

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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能!!!凄いです!! (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます! (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクヤ | 作成日時:2018年12月14日 23時

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