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快「…(いねぇな…)」
帝丹高校近くの公園
そこのベンチに工藤新一とそっくりな顔をした青年
黒羽快斗が座っていた
その目線は帰りの道を歩く帝丹高校の生徒達を追っている
快「(Aさんって…名前だったよな…)」
コナン達にそう呼ばれていたのを聞いて知った名前
博物館の展示物よりも視線を集めていた
珍しい青い髪をした
自分が拐った酷く綺麗な少女
快「(あんな容姿してんだからすぐ見つかると思ってたけど…
…もしかして帰り道逆か？)」
Aと出会った時からしばらく経つはずだが日が経つにつれあまりに気になり過ぎて学校が早く終わった今日
ここまで来てしまった
蘭達と一緒にいたのだから高校の同級生だろうと
快「…(何やってんだろ…俺…)」
そもそも怪盗キッドの姿では無いのに見つけたところでどうやって接触するんだ
いや方法は色々あるけれど
快「(帰ろ…)」
快斗はため息をついて立ち上がる
“すごく
大事な事なんでしょう？”
そう言ったAは
本物のピンクダイヤよりも
綺麗な瞳をしていた
自分の変装を見破り
自分の“探し物”という目的まで
一瞬で見破られたのは
どうしてだったんだろう
快「…」
快斗はもう一度ベンチに腰を下ろした
子「魔法使いいるもん！！」
ふと耳に入ってきた言葉
その方向を見ると子供達が何やら言い合っている
快「(そう言えば…)」
あの時自分が言った“魔法使い”という言葉に
Aも“私も魔法使いさ”と笑っていた
快「(あれって…どういう事だったんだろ…)」
ボケーっと子供達を眺めていると
子「いるわけねぇだろ魔法使いなんか！！」「あんなん本の中だけだよ！！」「いるもん！！」
何やらヒートアップしてきた子供達の言い合い
そろそろ喧嘩に発展しそうだ
それに快斗が立ち上がろうとした
「いるよ」
その時
鈴の鳴るような声が聞こえてきたと同時
視界に鮮やかな青色が入ってきた
「いるよ？
ここに」
そう言って自らを指差し柔らかく笑うのは
酷く綺麗な桃色の瞳をした
自分が探していた少女だった
快「…」
思わず目を見張ってしまう快斗
『…』
子供達もいきなり現れたAをポーッと見ている
子供のうちの一人は“お姫様だぁ…”と呟いている
子「お…お姉ちゃん…本当に魔法使い…！？」
すると“魔法使いいる”と言い張っていた女の子が目を輝かせてAの手を握った
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sou(プロフ) - 尊い♡♡ (2022年3月22日 23時) (
レス) @page49 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
sou(プロフ) - 毎回の裏話好きです♡こんなに素晴らしい作品書けるの才能！！！凄いです！！ (2022年3月22日 23時) (レス) @page1 id: 26a665cc7a (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - とても面白いです。皆さんなんでこんなに面白い小説書けるのかなあと思います。 (2019年12月23日 19時) (レス) id: 9829adedfb (このIDを非表示/違反報告)
shoko0619(プロフ) - 零と睡蓮結ばれてほしいです。 (2019年10月3日 22時) (レス) id: 9301928d42 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - はじめまして。凄い面白くて素敵なお話です。一人称は読んでて違和感などなかったので変えても変えなくてもどちらでも良いと思います☆更新楽しみにしてます！ (2019年9月28日 7時) (レス) id: 3d2c2e3b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクヤ | 作成日時：2018年12月14日 23時
