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★グループ海デート  ジェルくん ページ38

とーふ 様! ありがとうございます!

- 今は夏!今は夏! -


「ほら〜こっち来〜や!」

『嫌だ!行かない!』

「なんでや!?」

『その手に持ってるものが怖いんだよ!』

 折角の海なのに、入っていないカップルが。

「どうしたんだろう、ジェルくんたち」

「ほんとだ。なにしてんだあいつら」

 他の人たちにまで心配される始末。

 何かに怯えて、彼氏と距離を取る貴方と

それに合わせてじりじり近づく彼。

 数分前からずっとこんな感じだ。

「痛くも痒くもないんやで?

 これもももかを守るためやで?」

『大事だけど!

 あんたにぬられたくないんだわ!』

 ぬるというのは、日焼け止めのこと。

 忘れたと思い、バッグをあさったら

肩を叩かれ、振り向くとニマニマした顔で

日焼け止めのジェルを持っている彼が。

 そのまま、

「ぬってあげるで?」

 なんて言ってくるから。

 逃げるしかないでしょう。

 でも、海で鬼ごっこをする訳にもいかず。

「ほい、捕まえた」

 手首を掴まれると、ずりずりと

人っ気のない場所へ連れ込まれます。

 逃げられないようにか、腰の横に

彼の足がつきます。

 足ドンってやつ?

 逃げたって、また捕まるだけ。

 海を楽しむ為にも彼に流される方が良い。

 そう判断した貴方。

 液体を手に出して、どこか嬉しそうな彼

に今度仕返ししようと心に決めました。

「じゃあ、ぬるで?」

『っひ、!』

 彼の冷たい手が、お腹に。

 息を吸って驚いてしまいます。

「ん、ぷにぷにしとる」

 おい太ってるって言いてぇのか?

 お腹をツンツンして笑う彼。

 こういうところは可愛んだよなぁ。

「背中もぬったるわ。壁側むいて?」

 背中を満遍なくぬって終わり。と思いきや、

『ひゃっ、』

 入ってくる彼の手。

『っやだ、んっ、ジェル…くん、?』

「なーに?俺、今太ももぬってんやけど」

 そう、彼は太ももをぬっていると言って

ますが、実際は手を下の水着の中に

入れてきてます。

 そのままふにふにと手を動かすジェルくん。

『っねぇ、ほんとにやめっ、ひっ、んっ』

「おぉ〜声がえっちぃ」

『誰のせいだと!!』

 半強制的に終わらせると、後は自分で。

『ん〜!!やっと海だぁー!!』

 と思ったら。

「ん、」

 ズボッと彼の服を着せられて。

 日焼け止め、ぬった意味ないじゃん。

「ももかのえっちぃ声聞けたからえぇわ」






  fin.

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作者名: | 作成日時:2020年2月10日 19時

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