甘々苺と恋しません？３ (ページ15)

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★ Happy Valentine　　ジェルくんページ15

れもんの木様！ありがとうございます！

- ハッピー！ -

「ねぇ、ももか～？」

「チョコ欲しい～」

「ももかの手作りチョコ欲しい～」

『う～ん、気が向いたらね～』

「なんでや！今欲しいねん、俺は！」

　朝から、腰に抱きついて離れないのは、

黙っていればモテる、私の彼氏、

ジェルくんです。

　私がバレンタインチョコを渡していない

からって駄々を捏ね始めたジェルくん。

　別に、渡してないわけじゃなくて、

いざ渡すってなると恥ずかしくて、

タイミングが……。

　でも、そんな悩んでることつゆ知らず。

　ジェルくんは腰に引っ付いて離れません。

「ねぇ～、チョコ～。

　欲しいのぉ～。チョコ～！！」

『あぁー、もううるさいよっ！

　あげればいいんでしょ、あげれば！』

　半ばヤケクソになって、ジェルくんの為に

作ったチョコレートクッキーを渡します。

　こんな形で渡すことになって、恥ずかしくて

目も合わせられなかったけど、ジェルくんは

喜んでくれました。

「ももかからの……。

　手作りチョコやーーーー！」

　ぴょんぴょんと跳ね回って、ガバッと

抱きついてくるジェルくん。

　慌てて抱きとめると、抱きしめてくる力

がもっと強くなりました。

『そ、そんなに嬉しい？』

　照れ隠しでそう言うと、耳元で

ジェルくんの声が響きます。

「俺はももかからのチョコが一番嬉しいんよ」

　そのまま顎を持ち上げられると、

ちゅっとキスを。

　恥ずかしくて、雰囲気のふの字もなかったけど、

私たちらしくていいかも。

　クッキーを食べながら、ニコニコしている

ジェルくんはとっても可愛かったです。

　来年はもうちょっとしっかりやろうね？

　 fin.

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　れもんの木様！

　素敵なリクエストをありがとうございました！

　季節に合わせたくて、お受けするのがとても

　遅くなってしまいました。

　すみません。

　またのリクエスト、お待ちしてます！

2月14日旭