高畑瞬の妹は… Part2

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瞬「おい、天谷！A！

お前らも食えよ、ほら。」




瞬兄が投げてきた丸い物体を咄嗟にキャッチした。
不審なものを見るようにそれを観察していたけど、天谷先輩が、バカうま、といったから、食べてみた。



『…！！瞬兄！これ…！』



一口食べて瞬兄を見ると、「お前、果物好きだろ？」といって笑った。



『…うん…。ありがとう…！』



果物を食べて、というか、果物の味がまるごと再現されている丸い物体を食べて、少しテンションが上がった。


その時。




［オーイエス！オーイエス！］



と、部屋中の小便小僧が言い出して、扉があいた。




武「！」



それに気づいた天谷先輩は、すぐさま私の腕をとって走り出した。



『え！？天谷先輩、ちょっとまっ…』



私の声なんて聞こえてないであろう天谷先輩は、縄を握って、引っ張った。



『…うわぁ……この縄も……』




それを見ていただけの私は、縄の正体に引いていた。




天谷先輩が引き終わると、建物の上にあった像が降りてきて、相手の7人を囲んだ。
そして、またもや下半身から、今度はハリらしきものを出して、放った。



それは相手の7人の体を突き刺した。
いつの間にか隣に来ていた天谷先輩は、「おほっ♪うんうん…これこれ〜♪」と言っていたが、
私を見て、「お前もこれ、見たかっただろ？」
と聞いてきた。




『う〜ん……。殺.され方に引きすぎて、今回は別に…。

というか、私はこのゲームでは死にたくない、あんなとこからでてきたもんでは殺されたくない、ですね。』





死.んでしまった人たちと、小便小僧を冷めた目でみて、やだやだと首を振る私を見て、天谷先輩は笑った。



武「やっぱお前も俺と同じだな♪」




満足そうな天谷先輩をみて、何故か嬉しくなった。



『(……あーあ。ついに私も完璧に狂っちゃった。

いや……これが本来の私なのかなぁ。)』



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