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『膝とかが赤くなってるから。相当長い時間いるのかなって思っただけだよ。』
『急に話しかけたから怖かったよね。』
申し訳なさそうな顔で言う彼に、警戒していた心が少し解れた。
歳もさほど離れていないであろう彼は、穏やかそうな外見も相まって私を少し安心させる。
『なんでこんな時間に外にいるの？』
「親と喧嘩しちゃって、帰りづらいんです。」
「お兄さんはこんな時間まで何してたんですか？」
『僕は見ての通り仕事帰りだよ。』
彼はスンミンという名前らしい。
仕事帰りにいつもは通らない道を通ったところ、一人公園で座る私を見つけて素通り出来なかったようだった。
彼は喋り方まで穏やかで、私の心をみるみるうちに開いていった。
『もう随分遅いし、親御さん心配してるんじゃないかな。危ないしお兄さんが送ってあげるよ。』
『家こっちだったよね？』
送ってあげる。その言葉に甘えて立ち上がった瞬間、身体が凍りついたように動かなくなった。
心臓の鼓動が早くなって、上手く息が出来ない。
そんな私を不思議そうに見つめる目の前の男性から目が離せなかった。
『あれ、帰らないの？』
『なんでそんな怯えた顔してるの？』
私が怯えている理由なんて本当に知らないかのように聞いてくる彼が怖くてたまらない。
自分が原因だということに本当に気付いていないようだった。
「どうして家の場所を、」
ようやく出た声で彼に問うと、彼は掌を額に当てて笑い出した。
月明かりに照らされるその姿はこの状況でも美しく見えて、それが恐怖心を煽る。
『やっちゃった、』
『Aさあ、警戒心弱すぎるんだよ。こんな夜に一人で外に出て、"たまたま"通りかかった男なんかに心開いちゃってさ。』
危ないよ、と少し笑いながら動けずにいる私の頭を撫でた。
身体が逃げろと叫んでいる。
彼から離れるために、身体を無理やり動かし全力で走る。
それも虚しく、公園の奥の更に暗く人が来ない所で捕まってしまった。
彼は嬉しそうに、愛おしそうに私の手首を掴んでいる。
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FEARNOT兼STAY！ - 全てを【HJ】を長めで見てみたいです！ (12月11日 23時) (
レス) id: 56046c8d59 (このIDを非表示/違反報告)
FfC3SZvtC310ffW(プロフ) - 復帰ありがとうございます！それぞれの続きがまた見たいです！ (6月16日 23時) (レス) @page25 id: 0dcca36122 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - 復帰ありがとうございます！また投稿楽しみにしてます！ (6月14日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - ハンジソンのロリコン警察官とロリータ小学生のお話作って欲しいです！お願いします！ (6月14日 20時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
FfC3SZvtC310ffW(プロフ) - 素敵なお話をありがとうございます！続きが楽しみです🤍 (2023年3月14日 0時) (レス) @page19 id: 0dcca36122 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狗 | 作成日時：2023年2月15日 3時
