林間合宿ー魔獣の森編ー ページ34
貴方side
魔獣の森を抜けた先に林間合宿の宿舎があるのか。…クラスメートは次々と進んで行く。
辰「アイツら行っちまったな。
……俺らも行こうぜ。」
そう言い、辰は竜に乗って進む。
奈子は魔獣を乗り継ぎながら進む。
貴方『あぁ。そうだな。』
私は木に乗り、ライナを担ぎながら魔獣を殺りながら進む。
ライナ「お、お姉ちゃん!?私、1人でも平気だよ。」
そう言うライナに私は後ろを指差しながら言った。
貴方『お前が平気でも
…このまま進むぞ。此処で怪我でもしてみろ。任務に支障が出る。
…お前が…殺られてしまうぞ。』
ライナ「…！分かった……」
それから私達はクラスメートが魔獣に足止めされている中、木と魔獣を乗り継ぎながら目的地に向かった。
私達が着いた頃には、丁度夕方になった頃だった。…数分後、緑谷や轟、飯田に爆豪達が着いた。
緑谷「はぁ、はぁ……あれ？神崎さん達、さっき着いたの？」
緑谷が息を切らしながら聞く。
すると、マンダレイが言った。
マンダレイ「神崎達は数分前からいるよ。
そこの体験入学の2人もね。
ん？夢山以外はもう来てるね？」
なんだ？夢山雷火は着いてないのか。
…アイツは晩飯抜きだな。
…けど、絶対に私やライナの晩飯取るだろ。
すると。
緑谷「ぎゃぁ！」
と言う緑谷の叫び声が聞こえ、緑谷の方を向くと少年に緑谷がアソコを殴られている所だった。
すると、夢山雷火が来た。
雷火「遅れてすいませんでしたぁ！」
すると、マンダレイは笑って言った。
マンダレイ「あー、いーよ。いーよ。
無事で何より！」
そして、夜飯の時間。
案の定、夢山雷火と芦戸が来て言った。
芦戸「アンタ、雷火の事泣かしたんだから夜飯アンタの分、雷火にやりなよ」
…すると、夢山雷火が演技をしながら言った。
雷火「良いよぅ、Aちゃんのだし…ね？」
口ではそう言いながらも夢山雷火は目で“よこせ"と言っている。
私は軽く溜息をつき、夜飯のカレーを夢山雷火に渡す。
貴方『……やるよ』
その時、奈子と辰が寄ってきて言った。
辰「A！そろそろ行こーぜ！」
奈子「A、この時間は獲物の動きが鈍くなる時間だよ。あ、ライナは良いのかい？」
私は頷き言った。
貴方『あぁ。ライナを危険に晒せないさ。
4人分きっちり狩ろうぜ』
辰「おー！」
こうして私達は獲物を求めて森に入った。
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作者名：なおぼう | 作成日時：2019年3月29日 9時
