隠した想い【ヒロアカ】 (ページ33)

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28話：プロヒーローの到着ページ33

A『返り討ちに合っても文句言えないよな？』

死柄木「さぁ、どうだろうね。返り討ちに合うのは君じゃない？」

その死柄木の言葉にAはハッ、と軽く笑って襲い掛かって来たヴィランを切り倒して行く。

刺客「よくも仲間を殺ってくれたわね！死になさい！」

最後に残った女性のヴィランが襲い掛かって来た瞬間、Aは直ぐに刺客の方向を向き、刺客の喉元をナイフで突き付ける。

刺客「ガァッ…あぁ…ッ…」

息絶えた刺客を他のヴィランの様に静かに横たえる。殆どのヴィランが目をカッと見開き虚空を見つめていた。

オールマイト「少女ッ！何故ヴィランを殺したんだ！」

オールマイトが怒り気味にAに問いかける。その問いにAはナイフをくるくると回しながら言った。

貴方『何って今のは正当防衛だ。せーとーぼーえー。殺されかけてんだし反撃しなきゃ死ぬんだ。私は黙って殺される程お人好しじゃないさ』

オールマイト「だからって人を殺すのはいけない」

真剣な眼差しでオールマイトはAを見る。
するとAは『アンタらもあるだろ？』と言った。

貴方『アンタらヒーローだって沢山ヴィラン殺してるだろ？沢山の市民、個性が不向きって理由で見殺しにしてるだろ？』

そう話しながらもオールマイトやAの手は止まっていなかった。そしてAは大勢の気配を感じる。

貴方(これ…飯田が呼んだヒーローか。
捕まるのは嫌だし、笑えない。一旦退くか)

それからAが取る行動は早かった。
先程と同じく、竜巻を起こし、物陰に隠れてAのコスチュームに着替えたのだ。

それと同時に、プロヒーロー達が到着した。

飯田「一年A組飯田天哉！只今戻りましたッ！」

一人の委員長と共に。