不器用彼氏【う/ら/た/ぬ/き】 ページ17
私の斜め前に座る君。
少し眠たげで、身長が低いことをコンプレックスにしてて、でも友達思いで優しくて、自分よりも必ず他人を優先する。
あなたが好きです。
そんな私の想い人は、浦田 渉。
きっかけは同じ委員をした時。
自分の仕事すら終わってないのに、私が複雑なことをしていて困っていた時に、“ それ、貸せば ”って。
表情こそ読み取れなかったものの、手伝ってくれる優しさはわかった。
もうお互いに同じ委員はやってないから、話す機会なんてない。
それでも想いを寄せている私は、授業中いつでも浦田さんをこっそり見られるこの席がすき。
「かっこいいなぁ…」
窓に映る浦田さんを見て、不意に出たその一言。
焦って口元を手で覆ったけれど、自分は窓側だから心配の必要がないことに気付く。
それと同時に、窓を通して浦田さんとも目が合ったことにも気付く。
…なんで?さっきこっち見てなかったよね?
聞かれてたらどうしよう、と不安が脳内をよぎる。
実は私、センラがいる時は喋れても浦田さんと一対一じゃ喋れません。。
…
キーンコーンカーンコーン
帰る用意をしながら斜め後ろの席のセンラと喋る。
あ、センラとは一緒に帰ってるんだけど…
「そういえばさ、A授業中なんか言わんかった?センラの聞き間違いかなあ」
なぜわかったお主!!
…斜め後ろだから当然か。
バレていたら恥ずかしいし、否定をしようとしたその時、
「センラー、今日一緒に帰らねぇ?…って、ごめん先約か」
「いやーAおってええんやったら大丈夫やで。Aは?いい?」
日本人といえば断れない性格なのに、そんな聞き方をされても困る。
第一、私が良くても
「(浦田さんが嫌かもしれないのに…)」
首を縦に振り、浦田さんの“ おーありがと ”という声とともに3人で教室を出る。
…
どうやら浦田さんは、センラに恋愛相談があったらしく、家に寄っていくらしい。
私とセンラは家が隣同士だから、センラの家の前まできて別れる。
「またな〜!」
「、じゃあ」
「っうん、またね〜」
浦田さんからじゃあ、と言ってもらえただけでも嬉しい…
___________________
閲覧ありがとうございます<:コ彡
6000hit越え&153位もありがとうございます。感謝です(´;ω;`)
638人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こっとん(プロフ) - ゆるさん» コメントありがとうございます♪ 更新続けさせていただきます!!マイペースに頑張って行きますので、続編もよろしくお願いします! (2019年1月25日 17時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
こっとん(プロフ) - しゅがー@こたぬきさん» コメントありがとうございます〜 ああああ温かいコメントが元気の源です… 頑張りますので、どうぞこれからもよろしくお願いします! (2019年1月25日 17時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - たのしんでるので、がんばって更新続けてください!もちろん自分のペースでゆっくりゆっくり・・・私はいつまでも待ち続けますよ! (2019年1月23日 21時) (レス) id: 8533be78e2 (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー@こたぬき - 面白いです!いい作品で読んでいて楽しいです!無理せずに頑張ってください! (2019年1月23日 20時) (レス) id: 1f604a1e22 (このIDを非表示/違反報告)
こっとん(プロフ) - ハゲつるマン@19830617さん» わわっ、ハゲつるマンさんからコメントが!???!めちゃくちゃ嬉しいです、、!なるほど、そういった考え方もあるんですね。もう少し考えてみます、貴重なご意見ありがとうございましたm(_ _)m (2019年1月23日 20時) (レス) id: 76e3d99d4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こっとん | 作成日時:2018年10月11日 17時