派手と恋 part3 (ページ14)

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You side

『おはよーー！！』

「お前多重人格なんか？」

『だって楽しまないと損やん！』

昨日の夜、お風呂から上がった私たち3人は、

明日からは元通り、暗い気持ちはなし！って決めたから。

海「せんせーこいつに何言っても意味ないよ」

「それは4月から分かってるわ」

『よう分かってるやーん』

「こいつまじで腹立つな」

こんだけ担任を挑発？してるのも、

昨日の担任らしい担任をもうあんまり見たくないからってのもあったりする。

ため息ついて呆れてる張本人には絶対に言いたくないけど。

『よし、旭川へーーー！』

「「レッツゴー！！！」」

お世話になったホテルの方たちにお礼を言って、バスで富良野を出た。

『スキー場、バイバイ！』

華菜「……いつか笑い話にできたらいいな笑」

凛「もうしてよ笑」

『無理やろ笑』

アホなことばっかしてる日常を過ごせることが何より幸せやって分かったから。

もうアホみたいに笑って楽しむしかないやん。

華菜「てかA動物園好きちゃうよな？」

太陽「そうなん？」

『あんまり動物得意じゃなくてさ…』

祐基「ティアラしか触れないもんね」

『ティーちゃんは特別』

太陽「ティーちゃん？」

稜雅「俺が飼ってる犬」

太陽「稜雅もペット飼ってるんや！」

祐基「太陽も飼ってるの？」

太陽「うん、猫二匹」

華菜は見たことがある太陽んちの猫ちゃんたち。

見たいけど、猫はちょっと怖いな…

『まあでも見る分にはたぶん大丈夫！』

華菜「動物苦手って言ったら心ない人みたいに思われへん？」

『え、思われてんの？』

華菜「あれ、言われたことない？」

『ないよ』

地味に華菜に心ない人間扱いされた…

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