102 ページ2
You side
華菜 「A遅かったやん」
華菜と凛とは同じ部屋やから先に入ってもらっていた。
『なんか太陽が間違えて持ってってたみたいで笑』
凛 「Aのを？」
『そー、バッグ同じやってん笑』
笑いながらとりあえずバッグを広げようとすると、
服が挟まっていて、一度開けた感がある感じが出ていた。
『あー開けちゃったんかな』
そう言って開けた瞬間目に入ってきたものが衝撃で思わず一回閉じた。
華菜 「どしたん？」
『下着…』
凛 「え、忘れたん！？」
『いや違う………見られた……』
華菜 「え？」
『………絶対太陽に見られたやん///』
キャリーを開けるとど真ん中に下着を、なぜか私は恥じらいもなく、
透明のポーチに入れていた。
『……だから顔赤かったんやぁ…///』
華菜 「え、なに、分からんねんけど」
華菜 「凛分かる？」
凛 「まったく」
『………急いで閉めたらキャリーって何かしら挟まるやん？』
『で、今見たら挟まっとってん』
『たぶん太陽が間違えて開けちゃったんやと思うねんけど…』
『開けたらすぐこれやもん、絶対見られた…』
華菜 「うわ、まじか笑」
『笑い事ちゃうって！』
凛 「男子って5人部屋やったっけ？」
『うん』
凛 「周りは見てないんかな」
凛が急にこんなこと言うからめちゃくちゃ不安になってきた。
華菜 「全員に見られた可能性あるなー笑」
『最悪！！！』
華菜 「にしても派手すぎん？笑」
『新調したのー…』
『冬やから着込んでるから見えへんし』
『てかそんな派手ちゃうやん…』
華菜 「太陽にしたら衝撃やろうなー笑」
凛 「まあ新調したやつでよかったと思えばいいやん」
『無理やろそんなんー…』
華菜 「まあ確かにボロボロよりマシやな笑」
『………ほんまに最悪……』
初日からきつすぎる…
………この時に感じていた波乱の予感は後々的中してしまうのです。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 89人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たれめ | 作成日時：2021年7月8日 11時
