前世、恋柱の双子の妹は警察学校に通うらしい

EP１１ ページ12

午後の講座が始まった。


鬼塚「…で、あるからして……警察は現場周辺の

目撃情報を集める事になる………

ここで注意したい事…誰かわかる奴いるか？」


降谷「はい！」


降谷が手を挙げて発言した。


降谷「目撃情報の注意点として、

犯罪現場に居合わせた………………思い込みや

警察官の誘導的な質問で目撃者の証言が…………

可能性がある、その為、証言を鵜吞みにするのではなく…

しっかりとした裏取りが必要である…」



降谷は一語一句間違えずに完璧に答えた。



貴(さすがだわ！！私も頑張らなきゃ！！)



鬼塚「その通り！流石だな降谷…」



松田「まあ警察学校を卒業した連中がそれをちゃんと

実践できてるかどうかはマユツバもんだけどな」




鬼塚「おい松田！？きさま警察官を何だと思ってる！？」




松田「そりゃ〜もちろん

誇りと使命感を持って国家と国民に奉仕し

人権を尊重して公正かつ親切に職務を執行し

規律を厳正に保持して相互の連帯を強め

人格を磨き能力を高めて自己の充実に努め

清廉にして堅実な生活態度を保持する

それが警察官……………でしたよね？」



貴(わたしも、胸を張って人を守れるようにならなきゃ！

今度は、絶対にお姉ちゃん達の幸せの邪魔はさせないんだから！)


Aは密かに心の炎を燃やしていた。
かつての恩師のような人になるために。
大事な姉を守れるようになるために。


鬼塚「わ、わかっていればよろしい！

では今日の講義はここまで！

各自しっかりと復習しておくように…」



チャイムがなり今回の講座は終わった。

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