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7話 剣術バカ ページ8

私の剣気が変わったのが分かったのか、隣で抜刀していた太鼓鐘と亀甲が大人しく刀を鞘に納めて後ろに下がった。

因みに物吉は完全に傍観を決め込んでおり、構えてすらなかった。


アイツ...!



『...ペコ太郎、結界開けて』


「は、はい!」


「お?キレ脳筋のお出ましか?」



私は静かな声音でペコ太郎に命じる。

ダルニートが口笛を吹いて、戦闘態勢から観戦態勢である胡坐を掻いて地面に座った。

歌仙と和泉守もそれに倣う。


コイツら...完全に人任せにしてやがる...!


ペコ太郎の結界操作により、ちょうど一部分...私の前だけ開かれた結界の外に出て一息吐く。



『...とりあえず、ダルニートはぶん殴る』


「なんで俺だけ!?」



堂々と犯行宣言をしてから、チャキッと己の獲物の柄に手を掛ける。

こちらの様子を伺っていた山姥切が、勝機が見えたと言わんばかりに切りつけてきた。

私はそれを右に躱してからそのまま獲物を引き抜き、脇腹を殴りつけるようにして薙ぎ払った。



「...っが!?」


『すまんな...痛いと思うが、我慢してくれ』



山姥切は力なくその場に脱力して気絶した。私は彼の身体を支えて地に寝かし、血が着いていない刃を鞘に納めた。



「峰だな」


「峰ですね」


「さすがご主人様...血を流さずに場を収めてしまうなんて...」



後ろの方でうちの隊員たちの声が聞こえてきた。

和泉守の興奮したような声も聞こえてくる。褒められて嬉しくない訳が無く、私の頬が自然と緩んだ。



「さすが剣術バカだな。簡単そうにやりやがって」


『実際簡単だからね〜、どっかの体術バカさんと違ってダメージも少ないし』


「け、喧嘩は止めてくださいよ〜...ほら!

山姥切くんの容態診ますから!ね!!」


「行くよ、主」



ダルニートの一切褒めの感情が籠っていない言葉に、私も言い返す。

売り言葉に買い言葉とはこのことで、当然口論になった私たちをペコ太郎が間に入って諌めていた。

オロオロしている彼を、歌仙が腕を引いて山姥切のもとに連れて行く。


ペコ太郎の代わりに、今度は和泉守が間に入った。



「た、太鼓鐘ヘルプ!俺にこいつ等は止められねぇ!!」


「俺にも無理」



主の身代わりとして生贄にされた和泉守が太鼓鐘に救助を要請した。

しかし、そんな彼の頼みを太鼓鐘は二つ返事で突っぱねる。

面倒ごとに俺を巻き込むな...と。


この後、山姥切が目を醒ますまで二人の口論は続いたと云う。

8話 信託→←6話 騒がしい一行



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ハルヒ(プロフ) - 臨兵闘者皆陣烈在前…アカン妖界ナビ・ルナしか浮かばんかった…そしてこの小説がとても好きです…ゆっくりでいいので更新待ってます…杏仁豆腐さん大好きです…(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ← (2017年11月28日 14時) (レス) id: 852ed5590a (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(携帯)(プロフ) - アッシュさん» その点に関しては申し訳ありませんでした。只今設定の方を載せましたので、何か不便な点がございましたら言ってください。 (2017年11月6日 22時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ(プロフ) - 設定無いのですか?初っ端から話が始まって何が何だか分からないです… (2017年11月6日 21時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏仁豆腐 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月5日 11時

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