4話 同期の奴ら ページ5
長く続いている廊下の、そのまた更に奥。
一枚の薄いドアの向こうにそれはあった。
＿＿＿対ブラック本丸特別精鋭部隊本部
其々の刀派の刀剣男士の力を借りて、共に問題のある本丸...通称“ブラック本丸”を打つことを目的として創造された部署である。
剣術、霊力、陰陽術、体術...様々な分野のエキスパートが集められているここは、変人の巣窟と言われるほどであった。
『...と、いうのが本部の説明だ』
「おい脳筋。
誰に向かって説明してるんだよ」
前からダルニートの訝しむような、しかし何処か気だるげな声が聞こえてきた。
この部署ではデスクが向かい合う形式で設置されているため、顔が丸見えという訳なのである。
『お前、こんなか弱い少女を脳筋呼ばわりするとか...頭沸いてんじゃないの？』
「レベルカンストしてる蜻蛉切を宙に浮かす奴はか弱くなんかねぇよ」
『それな』
うん、確かに浮かせたな...確か半年程前に。
自分の腕に付いた筋肉が、決してか弱い少女などでは無いと言うことを証明付けた。
『あ〜あ！書類面倒くさいな〜！！
どっかの誰かさんがやってくれないお陰で〜！』
「自業自得だボケ」
この間の本丸半壊騒動の始末書が己のデスクに高い山を形成していた。
それを見て、私は机に突っ伏して唸る。
デスクワークは嫌いだ。
『身体が！なまる！！』
「うるせぇ脳筋、剣術バカ」
『体術ボケに言われたく無いし』
「誰が体術ボケだ」
『お前しかいないだーろがダルニート』
軽口...もとい暴言を吐きながらも、書類を進める右手は止まらないダルニート。
だるいだるいと言いながらも仕事はちゃんとするのだ。
「あ、お二人とも！今日は早いですね！」
『お、ペコ太郎』
「はよ〜す」
ドアを開けて入ってきたのはペコ太郎であった。
私達と同じ精鋭部隊隊長の一人である。
今日も今日とてやはりペコッとお辞儀をした。
今ここに同期のメンバー三人が集結した。
因みにダルニートもペコ太郎も本名は知らない。
「うわっ！すごい量ですね...」
「ああ。コレ、コイツの自業自得だから」
『え？そんなにやりたいって？しょうがないな、よし分けてやるよ』
私のデスクの惨状に固まるペコ太郎。
ダルニートがこそっと耳打ちしているが、私の耳にも入ってきてるんだよ。
３峯あるうちの１つをダルニートに献上してから、始末書の山の攻略にかかった。
「いらねぇわ！」
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ハルヒ(プロフ) - 臨兵闘者皆陣烈在前…アカン妖界ナビ・ルナしか浮かばんかった…そしてこの小説がとても好きです…ゆっくりでいいので更新待ってます…杏仁豆腐さん大好きです…(*￣ii￣)ﾊﾅｼﾞﾌﾞｫｫｫ← (2017年11月28日 14時) (
レス) id: 852ed5590a (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(携帯)(プロフ) - アッシュさん» その点に関しては申し訳ありませんでした。只今設定の方を載せましたので、何か不便な点がございましたら言ってください。 (2017年11月6日 22時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ(プロフ) - 設定無いのですか？初っ端から話が始まって何が何だか分からないです… (2017年11月6日 21時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)
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