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25話 最恐の軟弱者 ページ27

「はぁ!?療養だぁ!?」


「ひっ...!す、すみません!」



特別精鋭部隊本部に、一人の声が響き渡った。

そしてそのすぐ後を追うようにして、先程よりは幾分か高い声が悲鳴を上げる。

メガネボーイ率いる来隊、そしてA率いる貞宗隊の混成部隊が任務に赴いてから、約3時間が経った頃。

何時ものようにダルニートとペコ太郎が談笑しながらデスクワークをこなしていると、備え付けの電話が鳴り響いた。

面倒くさそうに溜め息を吐いたダルニートが、身体を捻って受話器を取る。

はいと返事をした次の瞬間、彼の耳に入ってきた声にダルニートはまた溜め息を吐く...が、その内容に目を見開くこととなった。


そして冒頭に戻る。



「は、おま...怪我したのか!?」



《おう!まぁ、怪我っつってもただの骨折だがな...》



「ただの骨折っつったな今」


「え...竜堂さん、怪我をなさったんですか?」



ぎゃいぎゃいと会話をするダルニートが気になるのだろう...仕事の手を止めてそちらを見ていたペコ太郎が、骨折という単語を拾う。

スッ...と、部屋の空気が変わったのを目敏く感ずいたダルニートが、「あ、やべ」と頬を引き吊らせた。



「竜堂さん、それって本当ですか?

もし本当であれば、それは一体誰にやられたんですか...と言うか、怪我は骨折だけなんですか?」


《ぺ、ペコ太郎...さん?》


「教えてください...いや、やっぱり直々に診るのでそこで待っててくださいね。

すぐそちらに行くので」



背筋を凍らせるダルニートから受話器を奪い取り、電話の主に素早く問い詰めるペコ太郎。

普段穏和な彼が怒ると怖い...しかし、彼が本当に怖いのは仲間が傷付いた時なのである。


特にAに対しては、少々過保護であった。



「お、落ち着けペコ。

てかお前、こっから目的地までどんだけあると思ってんだ?」


「えぇ、存じてます。

ですが、式術を使えば一瞬ですよね?」


「こ、この天才が...!」



今にも飛び出さんとしているペコ太郎の肩を掴み、落ち着くよう諌めるダルニート。

だが、ペコ太郎は如何にも冷静ですと言わんばかりの言葉を投げつけた...さも当然のように。


一瞬そうだなと同意しかけたダルニートは、いやいやと首を振った。

身内...しかも、同期から犯罪者を出してはいけないという使命感からである。



《と、とにかく!

私が戻るまでの間、仕事は頼んだぜ!》


「あ、まだ話は終わってませんよ!」



ガチャリと、通話は切れた。

26話 強制イベント→←24話 条件



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ハルヒ(プロフ) - 臨兵闘者皆陣烈在前…アカン妖界ナビ・ルナしか浮かばんかった…そしてこの小説がとても好きです…ゆっくりでいいので更新待ってます…杏仁豆腐さん大好きです…(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ← (2017年11月28日 14時) (レス) id: 852ed5590a (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(携帯)(プロフ) - アッシュさん» その点に関しては申し訳ありませんでした。只今設定の方を載せましたので、何か不便な点がございましたら言ってください。 (2017年11月6日 22時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ(プロフ) - 設定無いのですか?初っ端から話が始まって何が何だか分からないです… (2017年11月6日 21時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏仁豆腐 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月5日 11時

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