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18話 男じゃねぇよ ページ20

『あそこか?』


「はい」



崖の上に立ち、眼下に広がっている本丸(目的地)を望む。

隣で同じように覗き見ていたメガネボーイが頷いて、先ほどの問いに答えた。



『...もう一回、奴の罪状の確認してもいいか?』


「短刀の過度行軍及び、資材目的の刀解、自己満足での刀身破壊...」


『うん、やっぱり万死。これ決定な』



短刀を破壊するなんて...その審神者、頭イってんじゃないのと結構な大音量での独り言を呟く。

レア度がなに?相手は神様だぞ?

てめぇら人間如きが好き勝手にしていい存在じゃねぇんだよくそったれ。



「貴女ね...仮にも女子なんですから、そんな男勝りな言葉遣いは止めなさい」


「主様に何言っても無駄ですよ、眼鏡さん。

あと、男勝りじゃなくて完全に男ですからね?」


『誰が男じゃい。

私はれっきとした十代女子だわ、ふざけんな』


「...え、」


『営業スマイル、今日がお前の命日だ。

覚悟しておけこの野郎』



嘘でしょう?とでも言いたげな物吉に、私は堂々とした殺人予告をする。

審神者と共に地獄へ堕ちろこのエセプリンスが。



「ったく、喧嘩はそこまでにしろよな?

主はちゃんと女だ...ちょっと口が悪いけど」


「俺もそう思うぜ!笑った顔、可愛いし!」


「抱きしめてくれたとき、ちゃんと柔らかいよ?」


「蛍、その話詳しく」


『うちの天使と来派の天使が可愛すぎてつらい。

明石は殴る』


「蛍丸、明石、後で話があります」


「あの...早く行きましょうよ。

あちらに見つかりますよ」



亀甲の話題転換により、脱線しまくっていた話が戻った。

普段は変態である彼だが、仕事の時は頼りになる長男なのだ。


私はそれに頷き、今回の任務の総隊長であるメガネボーイの方を向き直した。



『総隊長、作戦は?』


「はい。まず、竜堂さんが隊員を引き連れて本丸内に突っ込んでください。

情報ではレア刀が4口、中には三日月宗近がいるらしいので気を付けて」


『わぉ天下五剣...』


「ある程度数を減らせたら僕に連絡してください。審神者を捕獲しますので」


『え、審神者は私が殺りたいんだけど』


「貴女に任せたら塵も残らないような気がするので駄目です。

明石、彼女が審神者を肉塊にしないよう見張っててください」


「えぇ〜自分、やる気でまへんわ...」


「じゃあ、僕とこの場に残って審神者の居場所を視ますか?

貴方の霊力で」


「行かせてくださいお願いします」



明石の同行、決定。

19話 破片→←部隊表



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ハルヒ(プロフ) - 臨兵闘者皆陣烈在前…アカン妖界ナビ・ルナしか浮かばんかった…そしてこの小説がとても好きです…ゆっくりでいいので更新待ってます…杏仁豆腐さん大好きです…(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ← (2017年11月28日 14時) (レス) id: 852ed5590a (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(携帯)(プロフ) - アッシュさん» その点に関しては申し訳ありませんでした。只今設定の方を載せましたので、何か不便な点がございましたら言ってください。 (2017年11月6日 22時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ(プロフ) - 設定無いのですか?初っ端から話が始まって何が何だか分からないです… (2017年11月6日 21時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏仁豆腐 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月5日 11時

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