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13話 オカマの本気 ページ14

すぐ背後から、静かな怒りがひしひしと伝わってくる。

暴れていた太鼓鐘が動きを止めた。



『オカマックス...』


「ご機嫌よう、竜堂ちゃん。

貴女の可愛いお顔を傷付けたのは、あのクソ野郎かしら?」



ゆっくりと振り返る。

そこにはやはり、オカマックスがいた。

口許は笑っているが、目が笑っていない。

背後に控えている和泉守が、涙目になって震えていた。



「なんだこの人!?クッソ怖ぇ!鬼か!?」


『お、お疲れ...』



自身を宥めている堀川にしがみつきながら、そう叫んだ彼。

私は心の底から労いの言葉を掛けた。

こんな鬼の形相をしているオカマックス、私でも怖い。


遭遇したら絶対逃げるわ。



「大丈夫だよ兼さん!主さんはいい人だよ!」


「牢のドアを蹴り壊すとは...さすが我らの主であるな!」


『何してんのあんた!?』


「竜堂ちゃんのピンチに、駆け付けないワケ無いじゃないの!」


『ア、ハイ...』



こうなったオカマックスは、何を言っても聞かない...それは、私が一番良く分かっていた。



「...で、どういうことかしら?

うちのまんばちゃんを利用したとか何とか聞こえたんだけど...詳しく説明してくれるわよね?」



未だ乱射している男を気にもとめず、堂々とした様子で部屋へ入って行くオカマックス。

私は止めることをせず、黙ってその様子を伺う。



「と、止まれ!撃つぞ!?」


「撃てばいいじゃない...ま、私には当たらないけど」



実はこの拳銃、本来の使用者であるオカマックスには当たらないように出来ているのである。

その証拠に、男の放った銃弾はオカマックスに当たる直前で止まり、全て地に落ちていった。



「なっ!?」


「さぁ?なんでかしら、ね!!」


「ぐ、はぁ!!?」



みるみる顔を青くする男にオカマックスが一気に距離を詰め、その腹を思いっきり殴り付けた。

男の身体は堪らず後ろへと吹っ飛ぶ。


カシャリ...と手に持っていた拳銃が畳に落ちた。



「これは、うちのまんばちゃんを弄んだ分...そしてぇ!!」


「...っ、ひぃ!」


『...御愁傷様』



高く足を振り上げるオカマックス。

私は名も知らない男に、両手を合わせた。



「これが、私の可愛い竜堂ちゃんに傷を付けた分よ!!」



振り上げた足を、思いっきり下に振り落とす。

骨が軋む音が聞こえたような気がした。



「オカマは怒らせると怖いのよ...覚えておきなさい」



全くもって、その通りである。

14話 筋骨隆々→←12話 対峙



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ハルヒ(プロフ) - 臨兵闘者皆陣烈在前…アカン妖界ナビ・ルナしか浮かばんかった…そしてこの小説がとても好きです…ゆっくりでいいので更新待ってます…杏仁豆腐さん大好きです…(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ← (2017年11月28日 14時) (レス) id: 852ed5590a (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐(携帯)(プロフ) - アッシュさん» その点に関しては申し訳ありませんでした。只今設定の方を載せましたので、何か不便な点がございましたら言ってください。 (2017年11月6日 22時) (レス) id: c00500378b (このIDを非表示/違反報告)
アッシュ(プロフ) - 設定無いのですか?初っ端から話が始まって何が何だか分からないです… (2017年11月6日 21時) (レス) id: 780afa92f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏仁豆腐 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年11月5日 11時

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