栄光あれ ページ19
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グレスティン国境検問所
ついに開設
６年ぶりに再開。入国管理省は平和を保てるか？
『おはようございます、書類を』
優しげに笑みを浮かべ書類を出すよう促し手を差し出した
パスポートを受け取り確認していく
『おや、お名前が違うようですが？どうしてです？』
「…向こうに、俺の家族が待ってるんだ」
『入国を拒否します』
「頼む！」
『入国を拒否します』
機械のように表情を変えず同じ言葉を繰り返す
まるで感情がないようで、ゾッとする
「ッ…俺は！妻と子供達に会うんだ！！」
___ダッ！
『無駄なことを…アルストツカに栄光あれ』
___パァンッ！！
銃声が一つ、鳴り響いた
弟「ダメだろぉ？ちゃ〜んと言うことを聞かないと」
動かない肉の塊を踏みつけて銃を肩に担ぐ
その異様な光景に反して顔はほころんでいて
まるで子供に言い聞かせているようにも見える
弟「そんな奴をうちの国に入れる訳にはいかねぇなぁ？アルストツカに栄光あれ」
___パァン…！
お「あ〜あ、ま〜た仕事が増えたよ」
一色に染まった手を止めてそうボヤいた
彼の後ろには中身が見えない異臭を放つ木箱が多く並べられている
お「ま、給料が増えるから別にいいんだけどね」
さほど気にしていないようでまた作業を開始する
汚いモノは綺麗にしないと
お「アルストツカに栄光あれ」
ー
「報告いたします、また一人___されました」
兄「あぁ…あの音は聞こえたさ、下がれ」
「失礼いたします」
広い部屋で書類に目を通し退屈そうに踵を鳴らす
外で響く重い音を聞きながら思考する
兄「こんな汚ねぇ欲と暴力にまみれた国なんざ誰も要らねぇよなぁ？」
黒い煙が立ち上る欲と暴力で成り立っているこの国に
視線を向け
目を光らせ
頬の隅に皮肉な笑いを漂わせている
兄「誰も要らねぇなら俺が貰ってやるよ、俺が変えてやる」
こんな汚い国は要らない、必要ない
全てを壊して全てを創り直す
兄「
立ち上がり
汚い国に向かって声を張り上げた
確かな野望を秘めて
この国が変わる時を待ち焦がれる
その時を信じ、耐え、爪を隠す者達
「「『
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まるごと林檎。 - 小心者さん» 返信遅れてすいません！だいじょぶでしっ！ (2018年8月28日 5時) (
レス) id: a0a0b9abba (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - みぃさん» 嬉しい！ありがとう！ (2018年8月27日 22時) (レス) id: 2427521ea6 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 小心者さん» 初めまして！！この作品とても面白くて第1弾から見ました！猫の恩返しパロの弟者さんかっこよすぎて惚れましたありがとうございます！これからも更新頑張ってください応援してます！ (2018年8月27日 21時) (レス) id: f861e836fe (このIDを非表示/違反報告)
小心者(プロフ) - まるごと林檎。さん» リクエスト了解したぜ！見たいシーンとかあったり？ (2018年8月26日 15時) (レス) id: 2427521ea6 (このIDを非表示/違反報告)
まるごと林檎。 - リトル末者〜…おねがいだからわがはいのところにおいでー…はｯ、リクエストですっ！猫の恩返しパロを書いてほしいのですっ！ (2018年8月26日 11時) (レス) id: a0a0b9abba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小心者 | 作成日時：2018年7月13日 21時
