天才は今日も音を彩る2【アイナナ】 (ページ34)

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76話ページ34

ＮＯside

三｢なあ、オレ、みんなの役に立ってるよな？｣
ナギ｢当たり前です！｣
三｢あはは！よかった！｣

ファン｢『キミと愛なNight！』見た！？｣
ファン｢みたみた！…ていうか、三月邪魔じゃない？｣

三月｢……っ！｣

･

陸｢はぁ、疲れた…。ダメだなぁ…この時期は疲れっぽくて…。…一織にセンター変わってもらえたお礼、考えなきゃな…｣

陸｢…オレには、この仕事向いてないって言われちゃったけど…。やっぱりこの仕事が好きだ。天にぃには言われちゃったけど…これは、オレのわがままなのかな…｣

陸｢…今考えるのはやめよう…。早く体調を戻さないと…。｣

陸｢そうだ、新しい曲。みんな喜んでくれてるかな…ネットでみんなのコメント見て元気出そうっと！｣

陸｢なになに？ええと…。……センターは陸よりも一織くんのままがいい…。…和泉一織をセンターにして、IDOLiSH7は完成度が上がった…。…………七瀬陸は、…っもう戻ってこないで…｣

陸｢は…っ、はぁ…ダメだ…。こんなんで弱るな…。…はっ、…動揺するな、オレの身体…。…っ、一織……。一織にちゃんと、感謝するんだろ…！｣

陸｢ぜぇ…ぜぇ…っ、天にぃ…苦しいよ…｣

陸｢…っ、代わりがいないのも…、代わりがいるのも…、…っ…、苦しい…｣

･

百｢ふんふんふーん。ダーリン、お菓子買ってきたー！｣

ガチャ
百｢あれ？電話中…｣

千｢…あぁ、そうだ。どうしても見つからないのか。あいつの行方は…。何をしてもいい。いくら使っても構わないから、どうか、探してくれ。5周年コンサートまでに｣

百｢ユキ…｣
バタン

百｢……。あぁ、そうか…。…約束の期限だもんなぁ…｣

･

私はまだ知らなかった…。

彼らの歯車が少しずつ狂ってきていることを＿＿＿＿。

そして＿＿＿＿

これから、起こることも＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。