天才は今日も音を彩る2【アイナナ】 (ページ23)

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70話ページ23

貴方side

“アイドルは辞めた方がいい”

そう、天くんから言われた日から、陸くんの様子が明らかにおかしいものになっていった。

でも、あの日は色々と大変だった。

十さんや大和さん達は酔っ払ってるし、環くんの？王様プリンは、無くなるし、楽さん似の蕎麦屋さんは居るしと、とても大変な1日だった。

陸｢おはよー！みんな！今日も元気に頑張りましょう！｣

大｢分かりやすい空元気…｣

陸｢空元気じゃないです！元気です！完璧に仕事こなして、歌い切って、絶対に、天に…九条天に認めさせてやる！だいたい昔から、天に…九条天は、あれはダメこれはダメって、ダメダメばっかり！｣

…陸くん…

相当昨日の台詞が効いてるんだろうな…。

この後、さらには、環くんと、壮五さんまで喧嘩を始めてしまった。

元はと言えば、Re:valeが王様プリンを全て食べてしまった事が原因なんだけど…。

そんな空気を壊すかのように、救世主、紡ちゃんが登場した。

紡｢おはようございます！みなさん、Re:valeさんの事務所から、こけら落としについてご相談がありました！｣

陸｢相談？｣

あ、もしかして…

紡｢はい！Aさんにはもうお話しましたが、こけら落とし最終日、Re:valeは結成5周年を記念とした、コンサートを行うそうです！そこでシークレットゲストとして、IDOLiSH7に出演して欲しいとの事です！｣

陸｢Re:valeのコンサートに、オレたちがシークレットゲスト？凄い楽しそう！｣

｢確か、単なるシークレットゲストの企画じゃなかったよね？｣

紡｢はい！シークレットゲストのライブコーナーで、あるグループと、特別ユニットを組んで歌うというスペシャルな企画なんですよ！｣

陸｢あるグループ？｣

｢君たちのよく知ってるグループだよ｣

紡｢こけら落としの初日公演グループで、昨年ブラック･オア･ホワイトを争ったアイドル…｣

｢TRIGGERだよ｣