異能力7 ページ8
仕事ねぇ…
敦「そう言えばさっき、軍関係の以来とおっしゃっていましたが、何の仕事を?」
太宰「なぁに、探偵だよ」
敦「…探偵…」
国木田「探偵と言っても、ペット探しや
不貞調査ではないぞ、
…異能力集団【武装探偵社】と云いば聞いたことがあるのではないか?」
敦(え?)
そりゃ、驚くよね
【武装探偵社】…曰く軍や警察に頼れない危険な仕事を専門にする探偵集団
昼の世界と夜の世界を取り仕切る薄暮の集団、その多くが異能力を持つ者だという
…この二人そんな凄い人には見えないもの
太宰「おー!あんなところに良い鴨居が!」
敦「?」
国木田「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな!」
太宰「違うよ、首吊り健康法だよ」
国木田「何だそれは」
太宰「えぇー!国木田くん知らないのー?凄く肩こりに効くのにぃ!」
国木田「なに?そんな健康法があるのか」
え?
太宰「ほら、メモメモ」
国木田「くーびーつーりーけんこーほー」
太宰「嘘だけど」
次の瞬間国木田さんは万年筆をボキッと折ってしまった
いや、ちょっと考えたら分かるでしょ!?
って万年筆ー!?お前のことは忘れない……!
敦(この二人があの、武装探偵社?)
国木田「相棒は川に流されるわ、行き倒れの小僧は食いまくるわで俺の完璧な予定が今や白紙同然だ!今日の仕事だけは予定通り終わらせるからな!わかったな、この唐変木ぅぅう!」
そう言いながら国木田さんは太宰さんの首を
絞めている
敦「あのぉ、今日のお仕事っていうのは?」
国木田「あ”あ”?!」
敦「ひぃ、すみません!余計なことを訊いちゃいました そ、そそ、そうですよね探偵社の仕事は守秘義務とかありますもんね!」
国木田「今日の仕事は別に隠すものでもない
軍の依頼で“虎”を探している」
『虎か…』
太宰「近頃街を荒らしている人喰い虎だよ
ま、本当に人を喰ったかどうかはしらないが
倉庫を荒らしたり、畑の作物を食い荒らしたり
好き放題さ。最近この辺りでの目撃情報が多くてね…?…どうした、敦くん」
敦くんは見るからに動揺していた
敦「ぼ…ぼ…ぼ僕はこ、これで失礼します
さ、さよーならー」
そう言いながら帰ろうとする敦くんを国木田さんが襟首を掴み、持ち上げた
国木田「待て小僧。貴様、なにか知っているな?」
敦「む、無理だ!奴に人が敵うはずがない!」
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クローバー - すごく面白くて一気読みしてしまいました!!これからも楽しみにしております!! (2022年3月16日 15時) (レス) @page20 id: 3b7ae8b837 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 超面白かったです!!!!1話から一気に読んじゃいましたwww更新楽しみにしてます! (2021年11月6日 22時) (レス) id: 0ccffa4196 (このIDを非表示/違反報告)
9Sに殺されたいロリコン - レッドウルフさん» 福沢さんの初登場のトコっすよ!! (2019年12月7日 16時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» あ、あとスミマセン……それ、どこのことでしょうか……?わからなくって…←おい (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - れおさん» スミマセン!ご指摘ありがとうございます!はい!更新頑張ります! (2019年11月4日 15時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レッドウルフ | 作成日時:2019年5月19日 17時