個性Ｌv５９８ ページ26
緑谷side
ー 引子「出久…もうやだよ、お母さん心臓もたないよ…」
緑谷「……洸汰くん…無事かな…」
お母さんに言われた言葉、それと洸汰くんの安否が気になった僕の声が病室に響くと…
ｶﾞﾗｯ
上鳴「あー緑谷！目ぇ覚めてんじゃん」
緑谷「え？」
いきなり開いたドア。そこからＡ組のみんながゾロゾロと入ってきた
上鳴「テレビ見たか！？学校いまマスコミやべーぞ」
砂藤「春の時の比じゃねー」
峰田「メロンあるぞ、皆で買ったんだ！デカメロン！！」
みんな……
常闇「迷惑かけたな緑谷…」
緑谷「ううん…僕の方こそ…Ａ組皆で来てくれたの？」
そんな僕の疑問に飯田くんが答えてくれる
飯田「いや…耳郎くんと葉隠くんはヴィランのガスを吸ってしまった為、精密検査を受けている
そして、怪我をした訳ではないが八百万くんが用事があるらしく来れていない
だから来ているのはその３人を除いた…」
麗日「……
轟「爆豪とAいねぇからな」
変に言葉を隠したりせずハッキリ言う轟くんに芦戸さんが気まづそうに忠告してたけど
僕には逆に有難かったかもしれない
緑谷「オールマイトがさ…言ってたんだ。手の届かない場所には救けに行けない…って
だから手の届く範囲は必ず救け出すんだ」
僕は手の届く場所にいた…かっちゃんも、Aも救けられた筈なんだ
必ず救けなきゃいけなかったのに…僕の“個性”はその為の“個性”なのに…！
緑谷「相澤先生の言った通りになった…」
一番最初の体力テストの時に言われた台詞
ー 相澤「お前のは一人助けて木偶の坊になるだけ」
緑谷「体……ｯ動かなかった…洸汰くんを救けるのに、精一杯でｯ…目の前にいる人を、僕は…ｯ！」
目から涙が次々と溢れる堪えても止まらない…今の僕に、泣く資格なんてないのに…
「じゃあ、今度は救けよう」
「「「へ！？」」」
切島くんが唐突にそう言った。混乱する僕らを他所に切島くんは言葉を続ける
切島「実は俺と…轟さ、昨日も来ててよォ…」
________
_____
_
切島side
切島「あー！？轟なんでいんの！？」
轟「おまえこそ」
俺は緑谷が搬送された病院に、正直いてもたってもいられず来ていた
切島「俺ァ…その…なんつーか…家でジッとしてらんねー――…つうか…」
上手く言葉にできず口篭ると、その気持ちを分かってくれるように轟も頷く
轟「…そっか、俺もだ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 560人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レッドウルフ(プロフ) - さくらさん» あっ！空欄入れるところ間違ってましたか…すみません！優しく教えてくださってありがとうございます！直しておきます！こんなに長い作品を面白いと言ってくれてとても嬉しいです…！ぜひこれからもよろしくお願い致します！ (2021年9月12日 19時) (
レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - すみません！個性Ｌv６２０【オール・フォー・ワン】 の、迫圧 紘ではなく 迫 圧紘 ですよ！ 細かくてすいません…(>_<) 素敵な作品ですのであっという間に最新話まで読んでしまいました…(笑) これからも頑張ってください！ 応援しています！ (2021年9月12日 18時) (レス) id: 6e65d9218f (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - 箱庭の貴族さん» そんな嬉しい言葉…！ありがとうございます！大変だとは思いますがぜひ楽しんでください！これからもよろしくお願い致します！ (2021年8月13日 21時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
箱庭の貴族(プロフ) - レッドウルフさん» いえ！面白いんので一日でどんどんよんじゃいました！頑張ってください！ (2021年8月13日 21時) (レス) id: 1cbebdeaf4 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - 箱庭の貴族さん» ありがとうございます…w全然気づきませんでしたw なんだよ粗暴な麺て…w指摘ありがとうございました！ (2021年8月13日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年1月17日 11時
