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『チーノたちのところ？』
ci「そう、俺んとこ。
スルッとチーノの手が触れたままの私の頬を撫でる。甘く、誘惑するかのような目で、先程見た冷たい瞳とは打って変わっていつもの優しい瞳で、私を見つめてくる
『私…今、別に苦しくないわよ？』
ci「それは苦しみに慣れてしもてるだけや、麻痺してるんよ。それに俺から見ればA様はずっと苦しそうやった」
「ﾁｯおい、出鱈目を吐くな！！俺とローサはAを愛している！お前も知っているだろう？じゅーぶん俺たちは愛を注いでやっていたじゃないか」
ci「自分の子どもを殴って、無視して、縛って、冷たい言葉吐いて、それがまるで正解かのように洗脳して…それが愛？笑わせないでくださいよ」
zm「は…？…なんやそれ」
gr「…」
ゾム様は何故か信じられないと言った風にお父様を見る。グルッペン様は知っていたのか分からないがさらに冷たい瞳を輝かせた
gr「まぁ俺から一つだけ言わせてもらえばだが、今の戦況は圧倒的に我が軍が有利だ。この状態でお前らに拒否権があるとでも？」
そうだ、今のこの停戦協定を結べた状況は言わば我々国側の慈悲のようなものの上に成り立っているのだ
グルッペン様が何らかの原因で気を変えれば直ぐにクランウェル王国は落ちる
「っ、」
お父様もそれは理解しているのだろう、口を噤み悔しそうに顔を歪めた
こんな愚図の私でも仮にも第一王女という身分なのだ、そんな人間が戦争の対価として城を空けるという状況を近隣諸国はよく思うわけが無い
「……幾つか条件がある」
gr「ほぅ…いいだろう、聞こうじゃないか」
そう言ったお父様に「面白くなってきた」という風な表情をしたグルッペン様は、未だに私の頬を撫で続けていたチーノに何か目で合図をした
ci「…ごめんA様。俺、勝手なことするけど許して？」
『え？_「ｶﾞｯ」 ッ！』
何に対しての謝罪かを思考する間もなく、私の首筋に強い打撃が走る。そのせいで脳が揺れ、意識が刈り取られるように失われていく
四肢から力が抜け、身体をチーノに預けるようになってしまったあと…私が最後に気づけたのは
ci「A様のこと落としでもしたら、ゾムさんでも許さんからな」
zm「任せろ」
チーノとゾム様のそんなやり取りと、足が地面から離れていく感覚のみであった
【西暦西暦１×××年 〇月△日
我々国はクランウェル王国からの戦争一時停戦協定を受諾。戦争は一時停戦となった。】
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
