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ci「お願いやから…お願い、します……」
『き、嫌いとかそういうことではなく、今の貴方は我々国の幹部なのです。今までとは立場が違_「立場とかｯ」っ、！』
ci「…立場とか、どうでもええやろ。俺がそうして欲しいんやから…ダメなん？俺の事嫌いになっちゃった？」
『そうではなく…』
今までこんなお願いされたことがない。故にどうすればいいのか分からない私は周りの人に助けを求める為にチーノから視線を外す
こういうときはどうすればいい？
普通に考えれば礼儀を大切にすべきなのだろうけど、その本人がこんな状態の場合は…わからない
(だ、誰か助けてくれませんか…)
けれど現実は非情だった
助けを求めた先で鬱様やショッピ様、ロボロ様とトントン様の４名は呆然としているし、シャオロン様やグルッペン様は何故か笑いを堪えていらっしゃる
オスマン様、エーミール様、ひとらんらん様、シンペイ様の４名は呆れ混じりの苦笑いを浮かべていて、コネシマ様とゾム様はそもそもこちらを見てすらいないのだ
ci「よそ見してやんでこっち見て、A様」
『は、はい…』
解決策もないままにもう一度チーノと視線を正面から対峙させれば、流れる涙は止まったものの…涙袋に雫を貯め今にも再び零れ始めそうになりそうになっている
ci「…わかった。俺、A様が自分で色々決められへんのわかっとるから選択肢あげる」
『え？』
ci「俺の事嫌いならそのままでええ、でも嫌いじゃないなら今まで通りの口調にして？」
そう言って選択肢を提示してきたチーノに向かって言葉にはせずに心の中でひっそりと思う
(それは選択肢があると見せかけて…実質選べる答えはひとつしかないのでは？)と
『………ﾊｧ…狡いわね、チーノは』
ci「！んへっ、…やったぁ」
ふにゃり、と表情を崩したチーノを見て無意識のうちに張っていたのであろう気がふっと抜けていった
少しだけ安心…してしまったのだ。立場が変わっても私への態度を変えなかった彼に
私がチーノが
(私を第一王女というレッテルで見なかったこの子を、罪人として扱いたくなかったのかもしれない)
つまり私は良くも悪くも、狡賢く甘え上手な年下の彼に弱いのだ。きっと大体のことは許してしまうのだろう
ci(……ﾊﾊｯ 俺の勝ち♡)
そんな私に嬉しそうに笑う彼が内心でほくそ笑んでることなど、私は知る由も無い
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くろいるか - え”、下書き中やーーーん (2022年10月11日 16時) (
レス) @page50 id: ebfe8bc644 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主綺麗だよね〜絶対！無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月10日 17時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 新作!!!楽しみにしてます、頑張って下さい! (2022年10月8日 23時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - そして、emさんも好きになってしまうというジレンマ...君は保護者ポジかな?それとも恋愛対象ポジかな?どっちなんーだい??! 頑張って下さ〜い! (2022年9月29日 21時) (レス) @page49 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - emさん動揺し過ぎだね…無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年9月28日 7時) (レス) @page49 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2022年5月23日 12時
