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確かに、彼との過去を振り返ってみれば思い当たる節はいくつかあった
チーノのこの柔らかい雰囲気からして、オスマン様と関わり会いがあることも分かる。そう考えながら２人を比べるように見れば、オスマン様が私を見て口を開いた
os「どうか致しました？」
『あ…申し訳ありません、許可なくジロジロ見るような不躾な真似を』
os「それは全然構わないのですが…なにかご不満な点でも…？」
オスマン様が首を傾げる動作で彼の
『我々国の方々は本当に仲がよろしいのだなと思いまして。……羨ましいです』
ぇ…？
ふと何気なくそう思った自分に自分で驚く、小さくこぼした声は近くにいた２人にも聞こえたようで頭に「どうしたんだ」というふうに私を見つめてくる
けれど私はそれに構いもせず、自問自答を繰り返していた
羨ましい？なんで？私は今何に対してそんなに羨望をしたのだろうか。…今日はこんな事ばかりだと小さく溜め息を吐く
彼と…グルッペン・フューラー様と踊った時からずっと頭の中がこんがらがっている気分になる。これではまともに社交など出来るはずもない
『申し訳ありません、オスマン様。少々お酒を嗜みすぎた用で…風に当たってきます』
os「大丈夫ですか？」
『えぇ、ご心配には及びません』
時間的にもお母様に言われた方と踊る時間にはまだ早い、ならば少しでも風に当たって頭をスッキリさせたい
失敗は、許されないから
ci「！それなら自分もご一緒に_『１人で大丈夫よ』でもｯ…」
『あのねチーノ、私オスマン様にクランウェルのシェフが作った菓子を是非食べていただきたいの。だから案内してあげて？』
os「…！」
(それに、色々と話したいこともあるでしょうし…)と心の中で補足する
隣のオスマン様が少しだけ驚いたような気がしたが、私は気のせいかと直ぐにチーノへと視線を戻す
ci「…わかりました」
私の頼みにチーノはまだ若干不満が残ると言った表情をするも、言われた通りにオスマン様を案内してくれた
彼が持っていたのは恐らくシャトー・ドーフィネ・ロンディロンという白ワインだ
クランウェル生産の桃やメロンの果汁を凝縮して蜂蜜と合わせたような甘口で飲みやすく、糖度の高い葡萄から造られた貴腐ワイン
あれを飲んでいるということは、余程お酒に弱いか甘党かのどちらかだろう
『我が国のお菓子を気に入ってくださるといいけど』
微かな願いを呟きながら、私はバルコニーへ足を向けた
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くーね(プロフ) - すいません勘違いかもしれませんほんとにすいません (5月13日 13時) (
レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
くーね(プロフ) - ぱくりと思われる作品を見つけましたのでご報告させていただきます。他界隈なのですが、内容が類似していますので、あとタイトルがあまりに似すぎているという点から。bibiをカタカナで作者検索をして頂きますと、上の方に見つかります。1度ご覧になられて欲しいです (5月13日 13時) (レス) id: a173ffbdec (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - イヴさん» イヴ様ご指摘ありがとうございます…！申し訳ございませんでした、何故ロシアと書いたのでしょう…きっと私のその時の気分がロシアだったんだと思われます((( 設定込みで再記述させて頂きました！本当にありがとうございます！ (2022年10月22日 23時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ - 初コメですいつも楽しく読ませてもらっています! 一つどうしても気になることがあって、25話（26ページ）の外国語の文なのですが、おそらくロシア語ではなくドイツ語だと思うのですが…… (2022年10月22日 22時) (レス) @page26 id: 3c45d8534d (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - ｴﾘﾝｷﾞさん» レスを忘れていて本当に申し訳ありません…！！そうですね、少し参考にしていますw 感情移入してくれて私としても嬉しいです、ありがとうございます…！ (2022年8月21日 16時) (レス) @page2 id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年7月26日 12時
