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赤side。
調子の悪そうな翔太。
誰から見てもそれは明らかなのに、翔太本人がそれを認めず、尚且つ機嫌が悪いときた。
ほっといてよ、そう言われた時はどうしようかと思ったけど、
やっぱりなんだかんだ言っても、幼馴染だからさ。
翔太のつらそうなところなんて見たくなくて、レッスンの最中も気に留めていた。
ふっかの指示で移動を始めたけど、数歩歩いて動きが止まった翔太を不思議に思い、近づいた瞬間
フラっと視界の中で揺れた翔太を支えた。
「…大丈夫？」
座り込んだ翔太は放心状態で、ほかのメンバーも心配して翔太を囲むように集まってきた。
「翔太？疲れちゃった？」
「…ゔｯ…ゔぇぇｯ…」
「翔太！？」
急に嘔吐いたと思ったら、背中をさすることもなく盛大にリバースしてしまった翔太。
あちゃちゃー、体調が良くなかったのかな。
クイッと服を引かれる感覚がして、視線を翔太に向けると、
「りょーたぁ…きもちわるかったぁ〜。」
ぽろぽろ涙が溢れて、しんどそうに俯いてしまった翔太。
「しんどかったね。頑張ったね。」
そう背中を優しくさすってあげる。
俯いた翔太が小さな声で言ったんだ。
「…きもちわるいから、ちょっと休憩したい…。」
それは翔太が今日初めて言った弱音で、余程しんどかったんだな。
ちゃんと様子を見ているように気をつけていたけど、無理させてしまった。
「そうしようね。」
汚してしまった床の片付けは、他のメンバーがやっとくよって言ってくれて、
俺はぐったり力の入らない翔太を抱き上げ、レッスン室の端に並べられた椅子に座らせた。
「まだお腹変な感じする？」
袋や水を準備して、俯いたままの翔太の顔を覗き込めば、顔色はあんまり良くない。
「横になるのは怖い？」
「…だいじょーぶ。」
横になりたいという翔太を椅子をくっつけて、寝かせてあげる。
椅子のすぐ下に、袋をかけたゴミ箱を置いてあげて、今日来てきたコートを翔太にかけてあげる。
「…りょーたぁ…」
急に名前を呼ばれて、返事をすると
ずっとお腹に置かれていた手が俺の方に伸びてきて…
「ん？手繋ぐ？」
頷いた翔太の手をぎゅっとしてあげると、ふにゃっと笑った翔太。
「りょーた…て…あんしんする…」
繋がれてない方の手で翔太を寝かしつけるように叩くと、目がとろんとしてきて、くたんと眠りについた。
可愛いお口がむにゃむにゃ動いてるのは、俺しか知らない翔太の癖。
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愛都(プロフ) - まちこさん» コメントありがとうございます！いつも大変お待たせしてしまい申し訳ないです。これからも楽しみにしていただけるよう、ゆっくりではありますが書き進めていきたいと思いますので、何卒宜しくお願いします！まちこさんにとって幸せな時間となりますように。愛都ーいとー (2022年2月22日 21時) (
レス) @page43 id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
まちこ(プロフ) - 愛都さんの描かれる甘々なゆり組が大好きなので新しいお話が読めてとても嬉しいです！ (2022年1月10日 12時) (レス) @page41 id: 5f3bab2395 (このIDを非表示/違反報告)
アホ(プロフ) - 数日間翔太君が涼太君に甘えて涼太君も翔太君を甘やかすというのをお願いしたいのですが宜しいでしょうか？長々とすいません。気長にお待ちします。 (2021年5月26日 13時) (レス) id: caf121f86d (このIDを非表示/違反報告)
アホ(プロフ) - リクエストのお願いなのですが、翔太君がストーカーされている事に気づいて泣きながら涼太君に電話していたらストーカーしていた男性ファンに抱きつかれてセクハラされて泣いている翔太君を涼太君が助けて翔太君が涼太君に抱きついて離れず (2021年5月26日 13時) (レス) id: caf121f86d (このIDを非表示/違反報告)
愛都(プロフ) - アキさん» 大変お時間頂きまして、申し訳なかったです。ぬくもり。になります。上手くかけたかわかりませんが、楽しんでいただければ幸いです。今後ともよろしくお願い致します。愛都ーいとー (2021年4月17日 10時) (レス) id: 00be13f8e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛都 | 作成日時：2020年12月27日 19時
