世界を渡り歩いたチート夢主 (ページ16)

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多様性って言えば良いと思ってるページ16

side You

呪力を探って呪霊が居ないことを確認。
終わったと思ってイグリットとベルとハイタッチ。
いやー、優秀だわ影の軍勢。

今回の任務は2級2体と、1級2体。
平和な任務。
……いや、呪霊居る時点で平和じゃねぇわ。
数こなし過ぎてバグって来てんね。

『こんな感じで任務やってるけど、どうだった？』

そう聞けば建人は顎に手を当てて何かを考えている様子。
廃墟にイケメン。ミスマッチ過ぎで草。

正「Aの戦い方は独特だからあまり参考にするなよ」

いや、失礼だな、おい。
確かに多種多様な戦い方しますけどっ！

正道さんには過去のこと
そして
[未来を知っている]という事だけ話である。
詳しい内容までは言っていないが、
私が行きたいと言った任務には行かせてくれる約束をした。

信じられない話だろうに、正道さんは私を
[信じる]と言ってくれた。
その時私は正道さんも守ると決めたんだ。

じじぃ共には殺らせねぇよ。
何がなんでも守るんだ。

建「独特な戦い方、というのは理解しました。
確かにAの戦い方は参考になりません」

をぃっ！建人まで何てこと言うの！！

『多様性抜群な戦い方だと言ってほしい。』

実に解せぬ。

建「ですが、Aのイグリットは参考になりました」

それ私じゃない
けど、私の呪力だから実質私。
そーゆーことにしよう。うん。

イグリット嬉しそう。
ベルは悔しそう。
キェェェェェって叫んでるもん。
ウケる←

『じゃあ、イグリットに鍛えてもらう？』

私も刀を使う時はあるけど、[切る]って感じではないし
イグリットに見てもらった方が建人の為にはなると思う。
私じゃないのは解せないが。

それに
イグリットなら見た目もそこまで怖くないだろうし。

イ＜主の命令とあらば従います。＞
『イグリット、違う。[命令]ではなくて、[お願い]だから』

確かに主従関係ではあるけど、命令というのは好かん。

イ＜…………御意＞

声が優しい。嬉しそう。
そしてまたベルが荒ぶっている。

ﾍﾞ＜主っ、拙者にはないのですか！？＞

近い。顔が近い。圧もやばい。
主なのに何か負けてるぞ、私。

『ベルちゃんは私との体術だけじゃ不満なのかな？？』
ﾍﾞ＜滅相もございません！
主の為に馬車馬の如く力になりましょうぞッ＞

いや、お前、蟻だけどな。
そんなツッコミは内に秘めておこう。

ベルは軍勢の中で1番早い。
そのスピードは日々上がっている気がする。

私も越されないようにしなきゃなぁ。