48話 ページ49
岳斗side
本部内へと足を踏み入れると、そこは近未来的な空間になっており、中も果てしなく広く、受け付けの隣には大きな電子掲示板が置いてあった。
電子掲示板の目の前に6人の男女が立っており、仲良く雑談をしていたり、電子掲示板をまじまじと見てたりしている。
そしてその中には、俺達の知ってる人物も何人か混ざっていた。
「あれって……月見とセシルか？ 」
「え？ あ、ほんとだ。セシルちゃんがここにいるって事は、セシルちゃんも受かったって事なのかな？ 」
「らしいな……てか、あいつ誰と話してんだ？ 」
セシルは楽しそうに緑髪の緑の着物を着た小学生ぐらいの少年と、右肩にアルティネイターのマークが描かれた緑色のジャージを着た後ろ姿の男と話していた。
後ろ姿で顔は見えないが、何故だかその後ろ姿に既視感があり、その男をじーっと見つめる。
「おーおー、全員揃ってんじゃねぇか。遅刻はいねぇみてぇだな」
6人に向かって行き、大きな声でその6人話しかけると、全員木下のおっさんの声に気づいて振り向く。
その時、俺は後ろ姿で見えなかった男の顔を見て、思わず大声を出した。
「え……聖！？ なんでここに！！？ 」
「えっ……が、岳斗君！？ 」
すぐ様聖に駆け寄り、聖の顔を確認する。
学校でいつも一緒にいるのだから見間違える筈もなく、完全に聖であることがわかった。
「なんでここにいんだよ！！ もしかしてお前ブレイダーだったのか！？ 」
「岳斗君こそなんでここに？ もしかして、岳斗君もブレイダーになったの！？ 」
「そうだけど……てかなんでこうも知ってる奴が3人も居るんだよ！ 訳わかんねぇ！！ 」
「聖、知り合いでござるか？ 」
「前に言ってた転校生の子だよ。まさかここで会うなんて……」
「セシルちゃん、ここで会うなんて奇遇だね！ 」
「あ、真冬ちゃん！ 真冬ちゃんがここに居るって事は、真冬ちゃんも受かったの？ 」
「もちろん！ 色々あったけどね……」
「ほとんど顔見知りか？ こんな偶然もあるんだな」
「おっさんが仕掛けたんじゃねぇのかよ！ 」
「俺はただ面白そうな奴を集めてただけだ。ほんとに偶然だ」
「はぁ……清十郎さん。全員集まったんですから、俺達を集めた理由を話してくれませんか？」
おっさんに詰め寄っていると、左頬にシップを貼った青ジャージの男が呆れ口調で木下のおっさんに問いかけた。
「あぁ、そうだったな。そんじゃ単刀直入で言わせてもらうぜ。お前達を集めた理由、それは____」
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赤猫(プロフ) - くろーさぎさん» はい、ありがとうございます！これからも頑張ってきます！ (2019年7月24日 7時) (
レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
くろーさぎ(プロフ) - 失礼致します！とても面白いです！！個人的に木下さんが好きです……�兇盍萃イ辰堂爾気ぁ� (2019年7月24日 7時) (レス) id: 472ca3e356 (このIDを非表示/違反報告)
赤猫(プロフ) - riiuさん» いいですよ！ぜひぜひ作ってください！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 4f3a6e4e78 (このIDを非表示/違反報告)
riiu(プロフ) - 真冬ちゃん本当すこ……あ、お願いがあるんですが…この作品のスピンオフ的な立ち位置でComitemという作品を作りたいのですが…よろしいですか？ (2019年6月17日 19時) (レス) id: d32ce14729 (このIDを非表示/違反報告)
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