第7話 ページ8
いつものデパート、いつもの風景、、、そんなはずがありません‼
だって、だって隣にご主人様兼推しの真冬様がいらっしゃるのですよ！！
「よし、A！次はお菓子、買いに行こう！！」
そう言いながら真冬様は、私の手を引いてテクテクと進んでいく。
ど、どうしよう、手洗えないわ、、、。
真冬様は他のものには目もくれず一目散にお菓子売り場へと直行した。
さながら子供のようだ、なんて言ったら怒られそう、、、。
「これも、いいなぁ、お！これも」
大量のお菓子を投入していく姿は子供がそのまま大きくなったみたいだ。見ていると自然と笑みがこぼれてしまう。
「ふふ、」
「ちょっとA、何笑ってんのさ？」
真冬様が口を尖らせて言った。その姿も可愛らしい。
「ふふ、なんでもありませんよ？」
「怪しいなぁ、まいっか、色々買えたし、お会計しに行こ」
ここまで無邪気にはしゃぐ真冬様を今まで見たことがなかった。真冬様の新しい一面が観れた気がして嬉しい。
「A、どっかでお昼休憩しようよ！」
「いつも行ってるカフェがあるのですが如何でしょう、そこのパスタが絶品なんです」
パスタという単語を聞いた瞬間真冬様の顔が輝いた。
「行こう！！」
「ちょっ、真冬様走られては危険です！」
「あ、ごめん」
「真冬様、お店も知らないのにいきなり走り出してどうされるおつもりだったんですか？」
「あ、、、はは、、、」
ちょっと目をそらして、恥ずかしそうにする姿はちょっと鼻血案件だ。
今日は真冬様の今まで見れなかった顔が見られる良い日だ。
******************************************************
「んー、本当に美味しいね」
真冬様はついさっき運ばれてきたパスタを口いっぱいに頬張って胸を弾ませていた。
「A、あーん」
真冬様がフォークを私に向けてきた。それも無邪気な笑顔で
「いやいや、真冬様のものです、真冬様がお食べください！！」
流石にあーんは恥ずかしいですよ、真冬様、、、。
そっかぁ、と悲しそうにされる姿がなんとも言えず未だこちらに向けているフォークを口に入れた。
「すごく美味しいです」
「でしょ！けどなぁ、、、」
真冬様は、ちらっと私の方を見ると
「僕はAが作ったパスタの方がすきだなぁ」
と満面の笑みで言った。
あぁ、最後に爆弾投下しないでよ、真冬様！
「そう言っていただけるとは、大変恐縮です」
そう言いながら、今日の夕食は頑張ろうと心に決めた。
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月影 うるか(プロフ) - まりーさん» ご馳走って言葉がもう…ありがとうございます！それだけで嬉しいw更新はやめのできるようがんばります！ (2020年3月15日 20時) (
レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
まりー - 夢主メイド辞めないよね....?いや辞めるっていう展開もありがとうございますご馳走ですなんだけど........めっちゃ続き気になります更新頑張ってください!! (2020年3月15日 19時) (レス) id: 6004781fa4 (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - 優人さん» わぁ！？見つけてくださりありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月25日 12時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - Twitter見ていつも読んでみたいな~って思ってたんやけど、巡り会えちゃいました！！更新頑張ってください (2020年2月24日 17時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - まりーさん» ありがとうございます！！そう言っていただけることが何よりの更新のg動力となります！！ (2020年2月21日 22時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影 うるか | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/uruka_ura
作成日時：2019年3月7日 17時
