第11話 ページ13
(そらるsaid)
司波さんを連れて近くのカフェに入る。
俺はアイスコーヒー、司波さんはロイヤルミルクティーを頼んで待っていた。
「司波さんはなんで家政婦になろうと思ったんですか？」
「そうですね…元々実家が家政婦協会の支部だったのもあって、家政婦っていう職業が身近だったのが大きいですかね」
「へー、そうなんだ」
そう言って二人同時に飲み物に口をつけた。
数口飲んだ時に司波さんが顔を上げてこんなことを言った。
「あ、そういえば…CDまだ買ってない…」
「CD？誰の？」
「そらるさんの、です」
その言葉に思わず口に含んでいたコーヒーを吹き出すところだった。
それ、このタイミングで言うか？普通に嬉しいが少し照れる。
「あとで買いに行きます？ここタワレコ入ってるし」
「行きます！」
他愛もない会話をしつつお茶を飲み終え、お会計へと向かうと、
「あ、もうお会計済んでるので大丈夫ですよ」
そんなことを言われて一瞬どうなってるかわからなかったが司波さんが払ってくれたのだと理解した。
「そんなの悪いよ、俺の分返すから」
「大丈夫ですよ、いりません」
それ、普通男がやるやつだから…てかイケメンか！？
その後も何度か押し問答を繰り返し、結局今回は司波さんの言葉に甘える事にした。
タワレコに入ると入ってすぐのところに俺のブースができていて、司波さんは他のに目もくれずそこへ向かった。
「あった、初回限定版…！」
めっちゃ笑顔でそんなことを言うもんだからよほど欲しかったのだろう。
「買ってきます！」
ちょっと早足でレジへ行ってすぐに帰ってきた。
軽くスキップしてるようにも見える、可愛いかよ…
「どっち買ってくれたんですか？」
「３つとも買いました…」
おう、マジですか…
嬉しいと同時に謎の恥ずかしさを覚えた。
「ありがとう…楽しんで聞いてくれると嬉しい、です」
「仕事終わりの活力にします。それと、司波さん、じゃなくてAって呼んでください。私からしたらそらるさんはご主人様のご友人なわけですから、そんな方にさん付けは申し訳ないです、敬語もです」
半分照れ隠しで言ったのだろう、結構早口で言っていて、それも可愛いと思ってしまった。
「分かったよ、A」
それで良し、とでも言うかのように笑みを浮かべると「真冬様が待ってるかもですね」と歩き始めたAの耳が少し赤くなっていたのを俺は見逃さなかった。
そう言う俺も多分顔が赤いと思う。
あの笑顔は反則だって…
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月影 うるか(プロフ) - まりーさん» ご馳走って言葉がもう…ありがとうございます！それだけで嬉しいw更新はやめのできるようがんばります！ (2020年3月15日 20時) (
レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
まりー - 夢主メイド辞めないよね....?いや辞めるっていう展開もありがとうございますご馳走ですなんだけど........めっちゃ続き気になります更新頑張ってください!! (2020年3月15日 19時) (レス) id: 6004781fa4 (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - 優人さん» わぁ！？見つけてくださりありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2020年2月25日 12時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
優人(プロフ) - Twitter見ていつも読んでみたいな~って思ってたんやけど、巡り会えちゃいました！！更新頑張ってください (2020年2月24日 17時) (レス) id: 0718ecff1c (このIDを非表示/違反報告)
時藤 うるか(プロフ) - まりーさん» ありがとうございます！！そう言っていただけることが何よりの更新のg動力となります！！ (2020年2月21日 22時) (レス) id: 43e2ad141c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影 うるか | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/uruka_ura
作成日時：2019年3月7日 17時
