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私が泣き止むと彼らは大きな花束と一枚のCDを差し出してきた。
「え、？私に、？」
「Aじゃなかったら誰になんだよ！！」
「え、じゃー俺貰う〜。」
「はぁ！？ なんでお前が貰うんだよ！！」
樹と大我の会話を聞きながらやっぱりSixTONESっていいななんて再確認をした。
「樹と大我は置いといて、、、この花ね、北斗が選んだんだよ！！
勿忘草っていってね、花言葉があって、、、。白が"私を忘れないで"でピンクが"友情"なんだって〜。でも、北斗ケチでさ、青いやつは教えてくれないんだよ。ひどいよね〜。AHAHAHAHA」
なんてジェシーが言う。
北斗、ロマンチストだなぁと感心しながらも、青色の勿忘草の花言葉が気になって北斗に聞く。
「北斗〜。青い勿忘草の花言葉ってなんなの？」
「ん〜？ 教えな〜い。」
「意地悪！！」
「秘密だから教えない。」
「えぇ、。何があっても、？」
「そう。」
「ほんっと渡しといてなんなの！！もー！！」
「はぁ、、、分かった教えるから。花言葉はね__________a」
「ヤバい！！ 門が閉まる！！」
慎太郎が慌てた様子で叫んだ。
「残念。時間切れ。」
「北斗のばか！！」
「しょうがないじゃん。今度会ったら話すってことで。約束、な？」
「う、うん。約束だから！！」
「はいはい。(笑) よし、じゃあ、走るよ！！」
そう言い、北斗が私の腕を掴み、走り出す。そんな北斗に少しドキッとしたのは秘密。
門から出て家に帰る私たち。暗いからって送ってくれる彼ら。彼らの言葉に甘えて
彼らとの最後の時間をいつもと同じように過ごす。
ついに家に着いてしまった。いつもと同じ道のはずだったのに短く感じた。
「みんな、ありがとう。またね！！」
溢れそうになる涙を抑えながら精一杯笑う。
「A〜元気でね！！AHAHAHAHA」
「CD聴いてよ！！」
「約束守るからまた会おうね。(笑)」
「は、？ 約束って何？！」
「高地うるさい！！ 太郎のこと忘れないでね。ｸｸｯﾌﾟﾌﾟﾌﾟｯ」
「マジ慎太郎きもい。笑うなら普通に笑え。(笑) A。ありがとなー。」
んじゃ、何て言い帰る彼らの背中を見えなくなるまで眺めていた。
花ぞ咲かむの意味、、、
__________花は咲くでしょう。
「ありがとう。みんな、。私、咲くよ。最後までずっと。」
私がこの世を去ったのはこの僅か１週間後のことだった。
二章 fin.
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作者名：mさん。 | 作成日時：2021年11月26日 12時
