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「ほんとに、ここで大丈夫?」



『はい、大丈夫です!


今日は本当にありがとうございました』



「こちらこそ、ありがとう


あと


これからもよろしくね」





そう言うと


山本さんは私の手を引き


そっと頬に口づけをした





『っ・・・』



「じゃあ、またね」





頭をぽんぽんと撫でると


山本さんは背を向けて


走り去って行った





『さ、帰ろ』





最寄り駅から


ゆっくり家に向かって歩き始めた






『っ!』





シャッター音のような聞こえた気がして


勢いよく振り返ると


近くの公園の角を駆け抜けていくような


足音が聞こえた





『な・・・に』





まさかストーカーとか?


まさかね





――――――――――――――――





あれから数日


学校からずっと


誰かに見られているような感覚がする


まだ家までこられたことはないけど





迷惑をかけるのが嫌で


誰かに相談することもできず


気にしないように生活していたある日のこと





『なに、これ・・・』



「A?


どうしたん」



『いや、なんでもないよ』





オフィスにいることを忘れて


拓朗が隣にいるのに声を出してしまった


ちなみに今日も顔出しの撮影


最近は顔出しが多い





拓朗に精一杯の笑顔を向け


携帯の画面に視線を落とす





―Aちゃん僕がいるのに、ほかの男と会うなんてひどいよ




これAちゃんと山本さんじゃない?




ってかこれ盗撮じゃね?




誰これ、Aちゃんの彼氏?





そのツイートについている写真を見ると


私と山本さんが一緒にいるところの写真だった


ちょうど別れ際に私がお辞儀をしているところ






こいつ、Aちゃんのストーカーだよ、ツイートやばい




みんなで通報しよう




なにこれ、面白そうww





恐る恐るその人のプロフィールに飛ぶ





『っ・・・!?』





―Aちゃんの声、めっちゃ好みだなー



―Aちゃんの顔出し!顔までどストライク





ここまではまだいい


そう思ってもらえるのは嬉しい


でも、問題はこの先





―今日は、Aちゃんに会いに東大まで来たよ



―Aちゃん、出てきた、友達とでかけるみたい



―ここのカフェだとこのメニュー頼むんだ、僕も頼もう





後半のツイートには


明らかに私が盗撮されている写真


やっぱり、ストーカー・・・?

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作品ジャンル:恋愛
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Lily(プロフ) - 泡姫さん» ありがとうございます!何度もコメントしてくださり、最後まで読んでくださって本当に嬉しかったです!本当にありがとうございました! (2019年1月18日 21時) (レス) id: 75dd804998 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - もう本当素敵すぎます!ありがとうございます。 (2019年1月17日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - 泡姫さん» またコメントありがとうございます!川上さん人気ですね、参考になります!ありがとうございます!! (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - kinsakiさん» コメントありがとうございます!なるほど、参考になります!ありがとうございます!! (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - 私も川上さん落ちがいいです! (2019年1月16日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:燐音 | 作成日時:2019年1月10日 1時

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