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3 sideM ページ23

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「目黒、口硬いよね」試すような声で俺に囁く声に頷くことしかできなかった。




彼女の好きなココアとプリン、それからエナジードリンクの入った袋を片手に深澤さんが俺を誘う。





彼女を取り巻いた穏やかさを、秘密の一部を、きっと俺は今日知ることになる。



2人で向かうのは大きなマンション。



とてもじゃないけど、社会人2年目の俺らが手に届くようなクラスじゃない。






喉元にあった疑惑が確信に変わってしまいそうで、必死に飲み込む。





でも、見上げた "岩本" の文字を見て目を伏せた。





間違いなくあの冬、君と一緒に仕事をしていた男の名前だ。





なんの躊躇いもなく開かれたドアと、現れた彼女の姿。





「気を遣わせてしまってごめんなさい。今日の明け方に熱は下がっていて、大事をとってお休みさせてもらっただけなんです。」





穏やかな顔をして君が言う。
でも今は、君の穏やかさが俺の胸にのしかかる。





また会社で、とか、体調を気にかける言葉とか、当たり障りない世間話を塗せて、自分の気持ちを隠す。





「目黒が珍しく優しい」なんて出会った日と変わらない様子で目尻を下げる君が、
俺の気持ちを知る日はくるのかな。

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作者名:にゃお。 | 作成日時:2020年5月20日 23時

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