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2 sideM ページ22

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ピリついた空気を覚悟して、デスクに向かっても、広がる世界はいつもと変わりがなかった。




上司の2人___宮舘さんも、深澤さんも、噂の存在に気がついていない?





そう初めは思ってたけど、すぐにそれは勘違いだったと気づく。





からかい半分で彼女に近づこうとする存在に視線で嗜め、それでも触れてこようとする悪意に対して鉄壁として立ちはだかる。




仕事中でしょ?要はもう済んだでしょ?


もっともらしい理由を盾に彼女を守り抜く。





格好いいと純粋に思った。宮舘さんがそうなのは、納得するけど、普段禁煙室でさぼってるイメージしかない深澤さんがあんな目をするだなんて知らなかった。





周りの男をことごとく騎士にするんだから、
彼女はきっとお姫様。






あれから何度も彼女と季節を過ごすことになった。





あの春を超えて、暑い日と大きな太陽を連れてくる頃には、


彼女はもう元気になっていた。痛々しさを含ませた瞳をすることもなくなっていた。




それなのに、また、夏を通り過ぎた頃は、ゆらゆらと瞳の奥を揺らしている日々が増えた。




彼女がまた元気を取り戻したのは、雪の忍足が聞こえそうな頃。

取引相手の広告代理店との合同プロジェクトメンバーに任命されたのがきっかけとなったのだろうか。




新人にも関わらず大抜擢で、彼女が積み重ねてきたことに自信という箔がついて返ってきた。



そんな日々、彼女の瞳に熱さが漲るのをしっかりと見た。




いつの間にか彼女の瞳を探すのが日課となり、他の人が言うには大したことないであろう変化にも気がつくようになっていた。




でも、あの冬の日々以来、彼女の瞳を取り巻くものは穏やかさしかなくなって。




ほっとしたのと同時に一抹の寂しさ。不安定で儚い彼女を強くしたその存在は、仕事なのか、それとも___





____君の王子様になりたい、なんて言葉は子供だけが使える魔法の呪文だと信じ込んでいた。

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作者名:にゃお。 | 作成日時:2020年5月20日 23時

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