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『ふぅ……』
空いたダンボールを潰し、紐で結び纏める
去年の年末に断捨離したおかげで
今回の引っ越しで持ってくるものは最小限に抑えられたため、段ボールの数も私が上京してきたときより圧倒的に少なくできた。
そのため、あと残りひとつです。
その段ボールに手をかけた時コンコンとノックの音がなりドアが開いた
涼真「Aちゃん、ご飯できたんだけど今食べれそ?」
『え、もうそんな時間……。食べます!』
涼真「じゃあ準備でき次第、下に降りておいで」
にこっとスマイルを残して階段に向かった竹内さん
あんなに爽やかに笑える人久しぶり見たなあ
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『わ、いい匂い……』
ドアを開くと同時に鼻を霞む美味しそうな匂い
目の前には美味しそうなオムライスが。
涼真「亮が作ったんだよ〜、美味しそうでしょ?」
『すみません、私何も手伝えなくて……』
涼真「いいのいいの。
こいつ無愛想だけど料理の腕だけはいんだよ」
亮「腕だけってなんだよ。顔もいいだろ」
涼真「うん。それ以外にも人間語れるようになろっか!!」
亮「……早く食べないと冷めるけど」
『あ、うん。いただきます、』
目の前の黄色い料理にスプーンをつつき、口に運ぶ
すると、えも言われぬバターの香りが芳香に広がり、ふわふわでとろとろで。
『ん、美味しい!!!!』
涼真「お、いい笑顔」
亮「……アンタ、美味しそうに食うね」
『だってこれ本当に美味しいですよ!!!
こんな美味しいオムライス初めて食べた!!』
亮「……あっそ」
涼真「亮はね、カフェの店員さんなんだよ」
なるほど、だからか。
こんな腕が良くてイケメンの店員さん、
きっとお客さんが黙ってないんだろうなあ。
涼真「今度、一緒にそこのカフェ行こっか」
爽やかに誘ってくれる竹内さんに
うんっと元気よく頷くと、ドアの開く音がした
「ただいまー」
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さきいか(プロフ) - ゆなさん» ありがとうございます。更新頑張りますね! (2019年10月15日 3時) (レス) id: 8c3c074b8c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく楽しみです。更新お願いします! (2019年10月14日 17時) (レス) id: ca3b9c2607 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ちなつさん» 嬉しいです、ありがとうございます! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
さきいか(プロフ) - ゆかりさん» ありがとうございます!がんばります! (2019年5月15日 3時) (レス) id: cac4f75934 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - 更新楽しみです! 待ってます! (2019年5月14日 14時) (レス) id: 44f445155c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきいか | 作成日時:2018年8月31日 12時